花咲くいろは 07話『喜翆戦線異状なし』

早朝。
巴のもとに母親から電話がかかってくる。

お見合いをするとのことで、高校の時の友達の中で結婚をしていないこともバレバレであった。
喜翆荘で学生を雇っていることもバレバレ。さすがご近所ネットワークだ。

巴はいつものように喜翆荘へと向かうが……

『このまま仕事続ける意味あるのかしらねぇ…?』



緒花たちは学校へ向かう。
巴はその姿を見て言葉を漏らす。

「若いっていいわねぇ…」

前途洋洋、夢と希望に満ち溢れ、ミニスカも穿け、恋に遊びにし放題……
それに比べて、巴は毎日同じことの繰り返し。

「巴さん、生きている気がしないんだよー!」

なんてやってるところを女将にバッチリ見られてました(´・ω・`)

「バカやってないで、さっさとお客様をお迎えする準備しな」
恥じゅかしい(*´・ω・`*)

それはそれとして、女将曰くお客様がまた“あの方”たちだという。



下校する緒花と菜子ち。
彼女たちの付近から物音がし、明らかに怪しい人物が付近にいることが発覚する。

伝達する物音に……

「ヒィィィィィィィ!」
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怯えた菜子ちはすごい勢いで走り去っていってしまう。
その背後では怪しい男たちが動き……


「サバゲーマー…ですか?」

喜翆荘に戻った緒花たちは巴から話を聞く。

「鯖がどうかしたんですか?」
鯖はどうもしてません(´・ω・`)

サバゲーとはサバイバルゲームのこと。それをする客が来たのだという。

「あの手のお客さんは時々来るけど、たいていはおとなしいのよ」
でも、今回のお客は違う。

「去年も一昨年も来た常連さんなんだけど、とにかく凄いのよ。法に触れるギリギリのことするから」

それは既に体験済み。主に菜子ちが。
追っかけてくるだけで何もしないとのことだがそれだけでも不気味だし、そもそもそれを知らなかった菜子ちはさぞ怖かったことだろう。



夜。
緒花は風呂に入る。
そんな中、例のサバゲー集団が配置についていた。

男湯清掃中の好機を逃せられない。現場はそれを訴えるが、隊長からは非情の待機命令が下る。
目の前に大きなチャンスが転がっているというのに……!

「何してるんですか?」
巴に見つかりました(´・ω・`)


「の、覗き未遂!?」
「去年は脱衣所止まりだったんだけど…、だんだんエスカレートしていってるわね」

とは言え、緒花が清掃中にお風呂に入っていたのもマズイところだったか。

巴は浴場を後にし、その際すれ違った次郎さんと挨拶する。

「玉の輿候補もとんだ詐欺師だったしねー」
そしてギロリ!
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「やっぱり荷が重いですよ、あの子たちには」

巴はそうスイに報告するものの、だからといってお帰り願うわけにはいかないのだから仕方ない。
それはそれとして、巴は実家に帰ることを話す。

「有給かい?」

そう単純な休みというわけではない。
そんな話に割ってきたのは縁だった。

「あれれー。有給で実家ってことは、もしかしてお見合い?」
「ぬっ!」
「さすがの巴さんも、諦めて」
「ガルルルルルル!!」
(((( ;゚Д゚))))

「……やっぱりいいです」

巴が諦めて退室したところで、菜子ちが泣きついてくる。

「巴さん。私もう耐えられません。旅館の中まで追いかけてくるんですよ!」

さすがに追い出してもいいのではないかというレベルだが、今の喜翆荘にとっては貴重な常連さんなのだからそうもいかないか。それにお客様は神様なのだし。

「神様はストーカーなんてしないと思うんですけど」
物凄く正論ですw

そんな彼女たちをやはりサバゲー集団が追っていた。ホント迷惑なお客様だこと。


巴はいつにも増して疲労困憊の状態で帰宅する。
今自分がやめたら菜子ちはヤバいだろう。そう考える巴がテレビをつけると、そこでは古い映画をやっていた。

「でもまあ、やめた後のことなんて気にしなくてもいいわよねぇ。まずはどうやめるか…」

しかし、映画を見てその考えもまた改める。
未来有望な若い子を無駄死にさせるわけにはいかないのだと。
が、それと同時にまた別のことにも気付く。

『でもそんな子達を見捨ててやめたら、むしろ私が無駄死にじゃない?』
応。
だから巴は決心する。

「どうせやめるんだったら、あのお客さん達に嫌がらせして、クレームつけられまくって、さっぱりクビにしてもらおうじゃない!」

うまくいけばあの人達も追い出せ、仕事もスパッとやめられる。

『あの子達の未来のために、最後に一肌脱ごうじゃないの!』
喜翆荘の未来はわかりませんけどね(´・ω・`)


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緒花と菜子ちは朝から早速浮かない顔をしていた。
8時から朝食だというのに、サバゲーマー達が起きる気配がないのだという。

「ふーん。あっそう」
悪い顔(´・ω・`)


ひどいいびきをかくサバゲーマー。
巴はそこを訪れ、バケツを叩いて無理矢理起こそうとする。

『はいー。私の仲居人生終わったー!』
しかし……

「イエス、マム!」

彼らは想像以上に訓練された者達であった。
意外とはっきりものを言えば通じるのかもしれない。


巴の最初の行為は失敗に終わった。
しかし、まだまだチャンスはある。とことで、すぐにそれが訪れる。

民ちが彼らに文句を言いたいことがあるようで、話を聞いてみると彼らは蓮さんの作った料理にまったく手をつけていないのだという。
そこで巴は、彼らが戦闘糧食を好んでいることを思い出す。
豪勢な食事よりも軽食が好き。そのことに関し、また悪巧みを考える……
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とことで、彼ら用の食事として用意されたのはおにぎり一つずつであった。
それだけでもすごい対応だと思うのだが、それに加え巴はそれを民ちが作ったと言う。板さんに作らせるまでもないのだと。

しかし、それは逆にいい方向への効果を与えてしまう。
彼らは美味さに感動し、それに民ちも目を輝かせる結果に。

巴の思惑はことごとく外れる。いいのやら悪いのやら……
そんな様子を女将が見ていた。

こうなったらもう手段を選んでられない。
巴はそう判断する。


浴場の掃除中。
死して屍拾う者なし。そう言う隊長に皆は命を預け、一気に浴場へと突入する。
そこにいたのは……

「いやぁぁぁ~ん!」
次郎さんでした(´・ω・`)

このタイミングから巴達の掃除は開始。
ホースで水を汲み上げ、サバゲーマー達を次々に撃退していく。

「逃げる奴はサバゲーマー! 逃げない奴はよく訓練されたサバゲーマーよ!」

ノリノリで自棄になっている巴だが、その姿がとても輝いてると評判で……
後に残るはサバゲーマーに撃退された次郎丸のみ(´・ω・`)


終わりを覚悟した巴は、ここをチェックアウトしようとするサバゲーマーを見かけ、彼らの前に姿を現す。

「女将さん。申し訳ありません。今回のことは全て私の責任です」
そう謝罪する巴であったが……

「何のことだい?」
えっ……?(´・ω・`)

サバゲーマーは不機嫌どころか上機嫌だった。
この旅館には素晴らしい現場指揮官がいらっしゃると言う彼らは、自分たちのオペレーションに真面目に付き合ってくれた巴に感謝していた。

おもてなし。
楽しい時を提供することもその一つである。
彼らにとっては、巴の対応がそれに当たるのだろう。

「指揮官殿に敬礼!!」

それに巴は返す。

「またのお越しをお待ちしています」



接客の仕方もお客様それぞれ。

「女将さんがよく言ってる、旅館は非日常を提供するところって、ああいうことだったんですね」

緒花も菜子ちも先輩仲居の巴に感動。
だから彼女のことをこう呼ぶ。

「巴…姐さん」
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「あっ! 緒花ちゃんずるい! わ、私も呼んでいいですか? 巴姐さん…って」
可愛らしい(*^ω^*)

そんな二人の申し出を巴は受け入れる。
頼れる素敵な巴姐さんも魅力的(*^ω^*)



巴は仕事を続けることを決心した。
今回のことを経て、この仕事が自分に向いていると知った。だからまだもう少しだけは働くこともアリだろう。それが彼女の魅力を一番に発揮する場であるのだから。
いずれ素敵な男性が見つかるはず……だね(*^ω^*)


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