花咲くいろは 12話『じゃあな。』

徹たちはあの雑誌記事が緒花の母親によるものだったことを知る。

「ごめんなさい」

そう謝るものも、緒花のせいではない。
湯乃鷺全体の危機が緒花一人のせいであるはずないのだし。



宿。
民ちがベッドで眠り、徹は椅子で。しかしやはり疲れはとれないだろう。ふとベッドを確認してみると、そこには緒花の姿がなかった。
徹は眠れずにいる緒花のもとへと向かい話す。

「徹さんて、彼女とかいるんですか?」

唐突な質問。
それに対し、徹は正直にいないのだと答える。

「そうですよね。女性に対しての扱いとか、あんまり上手じゃないし。でも、すごくいい人だと思います。だから、自分を信じてぼんぼってください」
(´・ω・`)

母ちゃんのことで落ち込んでいるのではなく彼氏が原因かと指摘する徹。緒花はそれを必死に否定するも、図星に見える。緒花は口以上に顔が語っているのだから。
そんな二人の会話を民ちが陰で聞いていた……



翌朝。

「松前皐月を誘拐したいと思います」
(´・ω・`)

皐月は喜翆荘に来る気がないとことで、力づくで連れて帰る。そのための作戦を話し、3人であれば誘拐できるであろうことを話す。

「いいぜ」

意外にも徹は緒花の作戦を了承。ただしそこに条件をつける。

「孝一とかいうのも、一緒に喜翆荘に連れていく」

さすがの緒花も迷いを見せ、主導権は徹の方に移ってしまったか。
ともかく、孝一がいなけりゃ話にならない。それまでは東京観光をしてようと、徹は民ちを誘う。
東京の名店の味を舌で覚えることも重要。仕事の一環でもあるのだよ、うん。


緒花は孝一に電話をしてみる。しかし繋がらない。
そんなところで、何故交換条件が孝一なのかとふと疑問に感じる。よく考えなくても変なのに、今更気付いたか。

バイト先に来てみても孝一はいない。
やることはやったのだから仕方ないよねと自分に言い聞かせる緒花。そんな彼女の背後に……
緒花ー! うしろうしろー!

とことで、緒花は孝一に告白したとかいうメガネ女と話すことに。

「気持ちがないんだったら、解放してあげてください、孝一君のこと」

二人はメガネ女が孝一に告白したというベンチで話す。

そこで、孝一は好きな相手がいて答えは保留にされていることを話した。
確かに緒花は酷いのかもしれない。でも、それを承知の上で孝一は待っている。待っていることに価値があると判断しているのは孝一自身であるのだから、そこに他人がとやかく言う権限はないだろう。

でも確かに緒花は引っ張りすぎている。
好きだとは言うものの、それは曖昧な答え方である。問題はどう好きなのかということ。メガネ女が緒花と孝一との問題に口を挟む権限はないが、なおも“生き物として”好きだと言う緒花の曖昧さは正すべきだろう。孝一のためにも。

メガネ女こと五十嵐は休憩終わりとことで呼ばれる。

「あとは自分で判断して下さい。孝一君の優しさを、これ以上踏みにじるようなことがあったら……あたし、許しませんから」



民ちはグルマップを読みながら、徹と一緒に東京散策。
なんだか……デートみたい(*´・ω・`*)

そんな気分であったものの、続けて料理を食べなければならなくなれば表情も引きつるものだ。
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やはりこれはデートではないのだろうと実感しつつ、おえぇぇぇ!

せっかく東京に来たんだから名店の味を覚えねば。
「緒花のことはついでだ。ついで」

東京名店巡りも別に悪くはない。しかし、緒花のことが絡んでくるんであれば、やはりそれは民ちにとって悲しいことなのかもしれない。



大嫌いだったドラマのない街。そこでドラマ性のある三角関係ができあがってしまった。
緒花は自分が悪役なのかもしれないと感じる。それでもまだ孝一への答えを出せないか。

そんなところで孝一から電話がかかってくる。先ほどまで電話に出れなかったのはただ寝ていただけだったようで一安心。
孝一にはバイトのメガネ女から連絡がきたようで、緒花が本屋に来たのだと知っていた。それについて、いつかの自分のようだと話して笑う。

「俺さ、この間の休み、そっち行ったんだよ」

それは何とかさんを探しに結婚式場に行っていた時のこと。
緒花は悪役決定を悟り、目に涙を溜める。
今更それに気付いたかという感もあるが、それは置いておこう。

緒花は孝一に電話した意図を話す。
今回も孝一に助けてもらおうとした緒花は、自分のことしか考えていなかったのだと気付き、孝一に来てくれなくていいと言う。
それに従うのが孝一の優しさ。行かないと言い、会話はこれまでに。

「じゃあな」

緒花は自分の愚かさを知る。
何度「またね」と言っても、孝一は「またな」と返すことはなかった。“また”はないのかもしれないのだと気付き、涙を流す。
同情の余地はないか。泣くべきは彼女じゃないのだから。



吐いてきた民ち。
休む暇もなく、次は寿司へ。

とことで、徹はUFOキャッチャーで寿司ゲット!

『落ち着かないんですか? 緒花が……他の男と会ってること』



緒花は雪洞の光に導かれていた。
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この街は大嫌いだったが、この時間だけは好きだった。
雪洞みたいな未来まで繋がるような灯りは誰にだってあるだろう。緒花は孝一を傷つけ、孝一は緒花のためにぼんぼっていた。皐月は緒花を傷つけたものの、彼女だってぼんぼっていたはず。だから……


イクラがとれたら。
民ちは徹の気持ちを訊いてみようと考えていた。しかしそれはとれることなく、緒花から電話がかかってくる。
そこで、作戦をやめる旨が伝えられる。

その後合流。
誘拐はやめるにしても、皐月には何かガツンと言わねばとことで彼女のもとへと向かうことに。


皐月のいるビル前に向かうと、すぐに彼女がやってくる。

「あんた言ってたじゃない。あたしのこと連れて帰るって。いきなり休み取れたんでさ。温泉でも行こうかなーって」
(´・ω・`)

皐月は普通に用事があったから断っていたか。

ガツンと言ってやるとか豪語していた徹だが、今はその勢いがすっかりなくなってしまっている。幻滅なところだ。
実は年上が好みなのか、それとも血筋が好みなのか。どちらにしろ、スイさんにもまだ可能性はある……か。



休憩。
緒花は民ちにお礼を言う。
しかし、それを言うべきは彼女ではない。一番頑張ってくれたのは徹だろう。

「徹さんて思ってたよりずっといい人だよね」
(*´・ω・`*)

民ちは訂正を加え、恥ずかしさを紛らわすため、緒花の好意を受け入れることに。


徹は皐月に喜翆荘に来る気になった本当の理由を訊く。
徹はデレていたようでちゃんと気付いていたのだ。でなければモテるわけがないのだから。

皐月は緒花に責められ、自分も同じことを言っていたなぁと、過去を思い出す。

「母さんはずっと仕事ばかりで、私はずっと…我慢してたんだから!」

足元で縁が泣きつくのを無視し、皐月はスイにそう主張していた。
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それがちょうど今の緒花くらいの歳の頃。
その結果というわけではないだろうが、皐月は今の仕事に就くことになった。

「どんな気持ちで書いたんスか。自分の実家を貶めるような記事」

徹のその問いに対し、皐月は嘘はついていないと言う。

十年一日。それは確かに的を射ているのかもしれない。しかし、だからと言ってそれが悪いのだということには繋がらない。変わることがすべてではない。外面ではなく、重要なのは本質なのだから。

皐月にとっての母親であるスイは正しい。だからこそ、それを否定することはダメな自分に繋がってしまう。
母親が正しくないのは幸せなことなのかもしれない。それを否定することで正しい道が開けるのだから。
でも……難しいものだ。



緒花は皐月に会って開口一番、喜翆荘のことを怒ってきた。それ以前に怒るべきこともあっただろうに。

転々としていた皐月だが、最近は落ち着いてきたという。

「緒花。戻ってくる?」

緒花は寝ている。だから訊いた。
こうでもないと訊けないだろうから。

『東京に戻りたいって、何で私、今まで考えなかったんだろう? 東京には、孝ちゃんがいるのに』

でも、東京に戻ったとしても、孝一とはかつてのようには戻れない。
外面が戻ったとしても、重要なのは本質。そこはどうにもならないのが人と人との関係。


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