アスタロッテのおもちゃ! 12話『空越しのアスタリスク』

直哉とロッテ。
二人で手を繋ぎ、最後のデートが始まる。

明日葉のところにはママであるメルチェがやってくる。
直哉にしろ明日葉にしろ、残された僅かな時間を存分にエンジョイする。

「姫様の笑顔……忘れません」
「直哉…。お前の笑顔……決して忘れぬ」
言葉が通じていなくとも、思いは同じ。


明日葉はメルチェが持ってきた綺麗な蛍を眺める。
本当に綺麗な蛍の光だが、この蛍が光を放てるのは一晩だけなのだという。
束の間の煌めき。それはとても儚いものだが、それは今確かに輝いている。

「どうか、この世界で見た輝きを、忘れないでね」

明日葉はメルチェに抱きつく。
「大好きだよ、ママ。 ボクとパパのこと、忘れないでね」

忘れてなるものか。
言葉は通じずとも思いは通じる。
蛍はたった一晩だけの輝きを放ち続ける……


観覧車。
今だけは世界樹の葉が疎ましい。世界樹のせいでこんなことになってしまったのだから。でも、もとはこの世界樹のおかげで直哉はやってきたのだから、そのことについては感謝をせねばなるまい。だからこそ複雑でもあるのだが。

ロッテは何度も直哉の名を呼ぶ。呼んで、好きだと言う。
それが正直な思いだが、その言葉自体は伝わることはないだろう。
でも、ロッテが別れを悲しんでいることは物凄く伝わってくる。

直哉はガラスに映る自身の顔を見て、自分はいつもこんな顔でロッテのことを見つめていたのかと気付く。それと同時に、自身の感情についても。

「僕は、あなたに恋をしています」

そして笑顔。
泣いていたロッテも、それに笑顔で応える。

またいつかここでデートをする約束をして……

画像
ロッテからおでこに(^з^)-☆Chu!!



直哉と明日葉は人間界へと戻ってきた。
明日葉はこれまで、家族は直哉がいればそれだけでいいと思っていた。だけど……

「家族って、いっぱいいると、いっぱい楽しい気持ちになれるんだね」
うん。

今夜は筑前煮にしよう。そうしよう。


妖魔界もこれまで通り。
ロッテは素敵な表情を浮かべていた。




何日経ったか。
新しいお仕事に就いた直哉は明日葉とともに帰宅し、家の狭いお風呂に入浴する。
思えばロッテの家のは物凄く大きかった。それを真似るには、直哉は物凄く頑張って仕事をせねばならぬだろう。
それはそれとして、前は自分で洗えるので洗わなくていいです(´・ω・`)


翌朝。
明日葉はおっぱいを大きくするためにたくさんの牛乳を飲む。
そんなところで電話がかかってきて……

「直哉!」
ふむん(´・ω・`)

明日葉が庭を見てみると、世界樹の苗がテレビ電話と化していた。
ロッテが連絡をできたのは、直哉の携帯電話を持っていたからこそ。
それは明日葉が記念にあげたとのことで……もう(´・ω・`)

ともかく、それをイニが研究して人間界と妖魔界を繋ぐ通信アイテムを発明したと。
さすがイニだ。

ちなみに、ロッテは別れた時からまったく大きくなっていない。
とことで、実の話をする。
あの痣は……

「虫刺されだったのだー!」
(´・ω・`)

セクスィーな蚊が刺しただけのこと。なんて人騒がせな。

ちなみに、世界樹は直哉たちが去ったことで安定したのだという。
そんな話をしたところで、充電魔力が切れて通話は終わってしまう。

何だかんだあったものの、確かに良かったと言える。
また妖魔界に遊びに行きたいものだ。

『また再び、姫様に会えたら……もう一度言おう。 あの時伝わらなかった……僕の気持ちを』

『また再び、会うことができたら……もう一度言うのだ。 今度は、思いっきり笑顔で……』

「「もう一度」」



その時がやってくる。

世界樹開通式が催され、イニが挨拶をする。
彼女は異世界から来し者によってもたらされた尊い感謝と、世界が足元に広がっているものだと知った。
姿形や使う言語が違えども、全ての世界は繋がり心は通い合う。異世界の扉を通じて得るものは、何物にも代えがたい素晴らしいもの。
そのため、イニは世界樹の魔力を研究し、異世界への扉を常に設置する術を見つけた。この扉を未来へ繋げるために……

メルチェによるテープカットがおこなわれる。

瞬間。
妖魔界へとやってきた直哉と明日葉は、そのままロッテのもとへと向かう。


やってくるのが遅くなってしまった。
だからといって謝罪するのが正しいわけではない。
乙女心を考えればこそ……

「ただいま戻りました!」

素敵な笑顔で(*^ω^*)

二人だけではずるい。
とことで、明日葉も合流!

「おかえり!」

ハッピーエンド(*^ω^*)




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