電波女と青春男 11章『今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと』

真は小学5年生の頃、地元の少年サッカー団に所属していた。
しかし、彼はサッカーに向いていなかったか、試合に出れず。
それなのにわざわざやってくることになる両親に申し訳なく、1年で退団した。
状況を受け入れてしまったのであれば、もうそれ以上は望めまい。だから、その頃から真は自分の背丈より高いものに手を伸ばすことに躊躇するようになった。



真が一日の中で最も暇を持て余すのが日中だった。
皆やることがある時間でもあるからこそ暇。
真はとりあえず外に出る。すると、その途中で前川さんと遭遇する。

「これから私の家に遊びに来ない? 昼ごはんを御馳走するから」

断る理由などない。
前川さんとしてはエリオのマネをしてカゴにおさまりたくもあったようだが、それこそバッチこいといったところだ。

結果:運ばれていく牛の気分。
ドナドナドナドナ~♪
前川さんを乗せて~♪
ドナドナドナドナ~♪
自転車が揺れる~♪


前川さんの家。
その軒下から社が現れる。
トマトを泥棒しようとしていた彼女は腹を空かせていた様子。
真は料理をしてくれている前川さんのもとに行き……あら素敵(*´・ω・`*)
じゃなくて、トマトをいただく。
庭にいる猫に向けて、ね。

とことで、正式にいただいたそれを社に与える。
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これだけ嬉しそうに食べるとならば、与えがいもあったというところだろう。
これで一つ貸しができたようなものだし。


真は前川さんが作ってくれた焼うどんをいただく。エプロン姿の前川さんがとっても素敵でさぁぐへへへ(*´ω`*)
とっても美味しい。単純でもそんな感想が浮かんでくる。

食事の後はゲーム。
今時スーパーファミコンでさぁ(´・ω・`)

「転校生は何かを諦めるのが得意そうだねぇ」

否定から入る性格だから、だそうだ。
理由はともかくとして、真の性格については実に的を射ていそうだ。

負ければ祭りに参加しづらくなるとはいえ、うーむ……(´・ω・`)
なんとかなる。諦めなければね。



帰り。

「また家に呼んでもいいかな? きわ君」
丹羽です(´・ω・`)

リュウシさんやエリオもというところだが、ゲームのコントローラーは二つしかないから……そういうこと。

じゃあまた明日。河川敷で。
真はチリンチリンと鳴らして家に帰る。
ついでにピロリロリン。青春ポイントが3上がった(`・ω・´)



夜はリュウシさんと会話する。
ついに明日、午後一時からバスケの練習試合が催され、真はそれに見学に行く予定となっていた。
部活は弱小だが、その中でもリュウシさんは微妙なよう。でも50kgのパワーリストをつけているのであれば仕方あるまい。

そんな会話をしているところで、部屋にエリオがやってくる。星見るぞーと。
エリオは匂いから電話相手がリュウシさんであると悟る。
また、エリオが目の前にいることから、リュウシさんの方もムムム。
ふむんむむむ(´・ω・`)



翌日。
真は体育館へとやってくる。

真とリュウシさんのイチャつきっぷりを見たミッキーは、先生にそのことを報告。試合に出せってなー。
なーんて、部の雰囲気は良好。良きかな良きかな。

さてどこかに座ろうかと辺りを見回し……
宇宙服を発見してしまう。

真はそのヘルメットを無理矢理脱がせ、この星が滅びた際の責任を負いつつ、その隣に座る。
すると中島と花沢さんまでやってくる。
見学デート。お付き合いしてるんだって……(´・ω・`)


リュウシ△。
矮小なる真は今更それに気付いたが、社はとうに気付いていた。
リュウシさんは数センチを埋められる側の人間だと。

試合が開始される。
今のところ、リュウシさんは控え。
この試合、頑張っても無駄だと花沢さんは言う。点を取られて取り返す力がチームにはないから。
諦めずに頑張る。その結果負ける。それをどう思うかは人次第か。


第三クォーター。
リュウシさんがようやく出てくる。
活躍は難しいと言う中島だが、見る目がないと社は言う。
認知できない秒速でも、進んでいける人間だというのにな。

リュウシさんは見ていられないような初歩的なミスを喫してしまう。
それでも、諦めない。頑張っている。
社にしてみれば、リュウシさんは人よりも遅い秒速でも、諦めないことにより遅咲きの超能力を開花させる可能性は充分にあるとのこと。

まあなんとなくは理解できる。けど社の言葉をそのまま信じるには、彼女自身の信用もまだ足りぬといったところか。
それを得るためには、超能力を見せてもらうのが一番わかりやすい。
そうすれば社の言葉は全て真実なのだとはっきりするのだから。

そんなところで、リュウシさんがファウルをもらう。
フリースロー。
とっても緊張してしまう瞬間。

「今だ。超能力を使え」

社は真に言う。
そう言えば先ほど言っていたな。リュウシさんが数センチを埋められるのは、真とペアを組んだ場合だと。

「貴様だって歩みは遅くとも、超能力を目指す人間だろうが!」

真にできること。
それは……

「自分の意思で動いて他人も動かす。最も初歩の、人間に許された超能力だろう」

そうか。
諦めた真はもうグラウンドに立たない。だけど、諦めないリュウシさんは……

「頑張れ! リュウシさん!」

真はリュウシさんに声援を送る。
自分のダメな経験を語りつつ、その体験があったからこそ説得力のある声援。
リュウシさんが頑張れば、いろんなことを諦めなくてすんだかもしれないって後悔させるくらいに頑張って欲しいと願う。

「だからリュウシさん! すっげー頑張れぇー!!」

かっけぇ。
お笑い女と男気男だ。(花沢さん談)

リュウシさんはフリースローを2本連続で決めた。
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悪くない気分……いや、とてもいい気分だ。
ふぅ……(´・ω・`)


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