夏目友人帳 参 03話『偽りの友人』

今日は滋さんの誕生日。
そのため、夏目はケーキを買ってくるよう塔子さんに頼まれる。
お誕生日だからスタンダードにイチゴのショートケーキ。それを三つ頼まれた夏目であったが、

「四つだ」
この猫め……(´・ω・`)

「猫ではない! スイーツを愛する招き猫だ!」

まあ仕方あるまい。
夏目は学校にて笹田においしいケーキ屋の情報を聞き、“かわいいの森”という名の店へ向かうことに。
北本&西村とともに行ったそこは、名前に違わぬかわいい外観のお店。それだけに男が入るのは気が引けるところか。

「ダメだ…。俺にはハードルが高い…」
「普段ニャンコ抱いてるお前が何恥ずかしがってんだ。行けよ」
「滋さんたちにうまいケーキを食わせたいんだろ?」

夏目は気付かされる。これが普段お世話になっている人達のためのものであると。
改めて勇気を振り絞ろうとしたところで、

「夏目」

同学年と思しき見知らぬ男が話しかけてくる。

「へえ。こっちでは友達できたんだ」

柴田と名乗るその男は、夏目と同じ小学校に通っていた男。
夏目は覚えていないが柴田は覚えている。だからこうして来たのだろう。
そして恐らく彼が話そうとしていることは北本や西村の前でされるわけにはいかない。
二人と別れ、夏目は柴田の話を聞くことに。

柴田は夏目が昔言っていた『みんなには見えないものが見える』という言葉について確認する。
夏目はしらばっくれるものの、動揺は隠せない。

「今のお友達に知られたくないのは、本当のことだからなんだろ?」
その通り。

どこに行くかはわからずとも、夏目は柴田の後について行くことに。


夕方。
公園の物陰で隠れて様子を窺っていると、そこに女の子が通りかかる。
それは髪の長い普通の女子高生。

「本当に、人間なんだな?」

そう確認してくる柴田に、夏目は思わず笑い出してしまう。
そのせいでもないだろうが、村崎という名のその女子高生にすぐに見つかってしまい……うふふ、仲が良いのね(*^ω^*)

それから少しの時間、村崎は柴田と話をして帰って行った。
二人は親しげで、柴田は彼女に想いを寄せているようだった。


ともかく、もうすっかり日が暮れてしまった。
急いで帰らないと……

「あぁぁぁぁあー! ケーキ!!」



家に帰り。

「まあー。綺麗」

塔子さんは夏目が買ってきたケーキを喜んでくれた。

あれから近くのケーキ屋を回ったが、ショートケーキは売り切れで……一人だったら見つけられなかったかもしれない。柴田も一緒に探してくれたから、なんとかそれを買うことができた。

「おっ。うまいな」
「貴志くんがね、買ってきてくれたのよ。ね?」
「ありがとう、貴志」
やん(*´・ω・`*)
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ニャンコ先生もそれを食し満足げなよう。
だけどさすがに疲れた。瞼は重く夏目の視界を閉ざす。

「お前どこに行ってきた。また妖者の匂いをつけてるぞ」
『妖…? いや、女の子だったよ』

そして夏目は夢を見る。
木々が生い茂る中、あの女の子がワイルドに何かを食している。それは……

「柴田!」

夜中に目覚めてしまう。
こんな時間だというのに、ニャンコ先生はせんべいを食べていた。
そりゃああんな夢を見るし、ニャンコ先生は太るわ(´・ω・`)



セミの鳴き声が聞こえる快晴の日中。
夏目はニャンコ先生とともにあの公園を訪れてみることに。
何やら音がする方に行ってみると、そこでは魚を貪るように食べる村崎の姿が。

「別にあいつじゃなくても、お前を食えば……」

というところで、ニャンコ先生がガブリ。

「わーっ! 白豚っぽいものに噛まれた!」

自分の正体を話せばどこまでも追って必ず喰ってやると言い、彼女は消える。

ニャンコ先生によると、彼女はこの辺りの花の木の妖。人に化けてたぶらかして喰うつもりだろうとのことだった。
つまり柴田はたぶらかされ中といったところか。


柴田が通う高校では、校門前に誰かが待っているという話が挙がっていた。
それにある可能性を感じた柴田はすぐさま校門前へ向かう。するとそこには、案の定夏目が待ち構えていた。ニャンコ先生と一緒にね。

「うわっ! ブッサイクな猫!」
まあこの反応は仕方あるまい(´・ω・`)

言いづらくも、夏目はこの前の女の子のことについて話そうとする。が、その前に柴田はあの子との話をし始める。
最初に会ったのはもちろんあの公園。ふらっと現れて以降ちょくちょく会うようになったのだが、住所も電話も学校も教えてくれず……それでもあの目は想ってくれてるように感じられる。

「冷たいんだ。 話していても、花や夕日を見ようって手を引いて歩いても、いつでもあの子の手は、ひどく冷たくて…」

出会った時も、
「私がおばけだったらどうするの?」
そう言っていた。

バカバカしい。けど不安になり、夏目に相談した。
そんな不安な思いを抱える柴田に、夏目は真実を告げる。

「あの子は…人間じゃない」

でも今更。今更何を言い出すんだと感じられるところ。
この前とは違う話に、

「やっぱりお前は嘘つきなんだ!」

そう信じていたいから。
柴田は走り去っていってしまう。



夏目は家のお風呂に入り、そこで気分を改める。
今更嘘つき呼ばわりされたところで躓いている場合ではない。
今はやれることをするだけで……

「安心しろ。数日は姿を見せれん」
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ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!

ニャンコ先生でした(´・ω・`)

その話によると、低級妖である彼女が再び人の姿となって現れるには三日は必要とのことだった。
猶予はあるのかと考えながらニャンコ先生にドライヤーを当てていると……またも化物になりました(´・ω・`)



また柴田の高校を訪ねてみる夏目だったが、彼は裏口から帰ってしまったのだという。
どう考えても避けられている。今回はもう帰るしかあるまい。
……が、柴田はまだ学校にいた。つまり嘘をつかせたのだ。

柴田に会えないのならと、夏目はあの妖怪を見張ることに。
めんどくさいことだが、これが夏目。ニャンコ先生もケーキとスルメで手を打つことに。

公園にやってくると、村崎が現れる。
木の上に乗る彼女。見えそうで見えない……!

「昨日の夕方、お前が人でないと、柴田に話した。食べようと待ってても、もう来ない。あいつのことは諦めるんだな」

しかしその言葉は嘘。村崎はそれを見抜く。
柴田がその言葉を信じたならば、それで終わりでいいはずなのだから。

ニャンコ先生は斑に姿を変え、こんな小物ならば自分が喰ってしまえばそれで済むと言う。
しかし、夏目はそうはさせない。
もう少し待っての判断を促す。

「柴田にとっては、とても大切な人なんだ」
うむ(´・ω・`)

夏目とニャンコ先生は逃げた村崎の後を追う。
飛んでいた彼女だが、スッと落ちてしまう。

「やはり弱っているようだな」

そう永くはない……ようだった。


大きなヤマフジ。村崎はそこで弱っていた。
人間を喰えば元気になるというわけではないだろうが、ただ消えゆくのを待つくらいなら人間でも喰えばと思ったという。それで人の形をとったものの、力はとうに弱く、疲れて座り込んでいるしかなかった。そこに、柴田が声をかけてきたというわけ。
いいカモが来たというところ。だが、喰いつく力もなく、三日後また来るようにと言ってやった。
そして三日後、柴田はまんまとやってきた。でも彼は表情豊かでとてもおしゃべりで、喰いつく暇がない。だからまた会おうと、それを何度も繰り返し……
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昨日も柴田が来たのだという。
人の姿をとることのできない村崎は、手だけを出して柴田と約束を交わした。また他の日に、散歩をしようと。
柴田はもうその時に村崎の正体に気付いていたのかもしれない……

弱ってきた村崎。夏目は彼女を支えてやる。
あまりに近付きすぎてしまえば喰われてしまう。が、村崎にそれはできない。

「こいつは、柴田の友人だ。喰ったりしたら、嫌われるな」

そう言いせき込む村崎。彼女のために……


「柴田!!」

夏目は公園で待っていた柴田のところに駆け寄る。

「悪い。お前の言うこと信じてないわけじゃないんだ。ただ今は……」
「村崎からの手紙だ」

有無を言わさず、夏目はそれを渡す。
会うと未練が残るからと、そこには別れの挨拶と村崎の心がしたためられていた。しかし……

「強引に巻き込んだからか? 嘘つきと言ったからか? お前の言うこと信じなかったから!? だからこんな落書き……!」

その文には、人間が読めるようなものは書かれていなかった。
だけど……

「俺のことは信じなくてもいい! でも、この手紙だけは…持っていてやってくれ!」

それが村崎の思いで……だから、それを柴田も感じる。
村崎が会いたがっていることをその字から読み解き、夏目の案内のもと彼女のところへ急ぐ。


そこに村崎はいた。

「ダメね、来ちゃうなんて。遠くに行くからもう会えないって書いたでしょ? でも……約束だったわね」

そう、二人は約束を交わしたのだ。
だからいつものように、楽しくお散歩をする。
そして……



『柴田…… ありがとう――――』



掴んでいた彼女の手は、いつの間にか触れられないものになっていて……


柴田は夏目にごめんなと言う。酷いことを言ってしまったのだから。
それでも、夏目は最後まで付き合ってくれた。だから柴田から夏目へ。

「ありがとう、夏目」

こうして、村崎は遠いところへ昇っていき……

『小さい頃、……本当は友達が欲しかった。 人であろうと、妖であろうと、それはこんなにも温かく、俺の心に灯るのだ』

誰にでもあるかけがえのない存在。
自分だけのそれを、大切に。


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