夏目友人帳 参 05話『蔵にひそむもの』

急に雨が降り出してきて、夏目は田沼とともにとある軒先を借りて雨宿りすることに。

そこは立派な旧家の屋敷。夏目は妖怪の気配のしそうなところにはあまり近付きたくないと考えていたが……
中から不気味な声が聞こえ、夏目はすぐこの場を去ろうと考える。
しかし、もうタイミングが遅く扉が開いてしまい……

「あれ? 夏目くん、田沼くん?」
やあ(´・ω・`)ノ

出てきたのは多軌だった。
そしてその腕に抱かれていたのがニャンコ先生。
何やってんねん(´・ω・`)



夏目と田沼は家に上がらせてもらう。
何でニャンコ先生がいるかというと、雨が降りだしたからと外の様子を見た多軌が偶然発見し、気が付いたら抱きしめていたのだという。
妖怪の声はニャンコ先生の悲鳴だったか。

夏目と田沼は雨宿りのお礼として、蔵掃除を手伝うことに。
一応念のためニャンコ先生に妖怪の気配が感じられるか確認するも、今のところ変なものはないようで一安心。
羊羹を喰ったニャンコ先生はまさかの早退。重い体を引きずりながら帰っていく……(´・ω・`)

とにかく、蔵掃除へ。
そこを開けて最初に目に入ったのはこけし。不気味なそれを目の当たりにし、夏目と田沼はすぐさま蔵の扉を閉める。
こけこけこけ(´・ω・`)

多軌曰く魔除けだというこのこけし。
それで思い出すのは、多軌の家が陰陽師のようなことをやっていたこと。
ずっと昔の話だが、多軌は祖父が妖怪の研究をしていたことを話し始める。

妖怪は見えなかった祖父だが、多軌は彼からこの蔵でいろいろ教えてもらった。
でも両親はともに気味悪がって、この蔵は多軌くらいしか出入りしないという。

そんなこの蔵には、いろんなものがある。
夏目は壁に貼られた河童のような絵を見かけ、多軌の祖父に思いを馳せる。

『妖怪のことを知りたがるなんて、変わった人だったんだろうな。妖怪が見えたって、ろくなことないのに』

こけしと同じく魔除けのおまじないだという着物にビックリしつつ、夏目と田沼は多軌とともに掃除を行う。
その頑張ったかいもあり、無事にお蔵掃除が終了する。

さすがにお腹もすいた。焼きそばくらいはごちそうしてくれるとのことで、このお蔵を出ようとする。
その際、夏目はふと気付く。

「多軌。ここの魔除けの着物、1枚片付けたのか?」
そう訊いてみるも、多軌は首を振る。

「さっきと同じで、2枚ちゃんとあるぞ」
えっ……?(´・ω・`)
さっきは3枚あったはずなのだが……


トイレをお借りした夏目は、やはり自分の記憶違いかもしれないと考える。
へたな指摘をして多軌を怖がらせるわけにはいくまい。と考えて廊下を歩いていると……
着物型の妖怪が現れ、夏目に強襲をかけてくる。抵抗したことによりそれは再び姿を消したものの、これで確定した。あれはやはり妖怪だったのだと。

そんなところで、夏目はまた別の妖怪を発見する。
ちっこくてこちらの様子を窺うそれと目が合い、そいつは目が合ったと言い駆けていく。最終的には夏目の肩に乗り、妖怪が見えている彼に興味津々のご様子。

「お前は、あの着物の妖怪の仲間か?」
否。
彼女は久しぶりに遊びに来ただけだと言う。
慎一郎……つまり多軌の祖父が生きていた頃はよくここに遊びに来ていたとのことで、夏目はそんな彼女に着物の妖怪のことを訊く。
その話によると、逆さにしてあった絵を剥がしたためであろうとのことだった。
やはりと言うべきか、あれは封印だったか。蔵にはその妖怪の胴体と左手が封じられており、今は散り散りになった体を個の家の中から探している。それを取り戻せば厄介なものになるとのことだった。

ちょうど今いる真下に奴の右足があるとのことで、夏目はすぐさま行動を起こす。
縁の下を確認し……そこには確かに右足が落ちていた。
不気味だがそれに手を伸ばそうとする夏目。しかし、それに届く前に反対側から奪取されてしまう。

そんなところでやってきた多軌と田沼に事情を説明。
その間にも、妖怪が蠢く不気味な音が聞こえてくる。夏目はすぐさまその音のする方へと向かう。
何のことかわからぬ多軌と田沼には、その行動が変なものに見えただろう。

「でも、事情を知っていればわかる。夏目くんは今、私達やこの家を守るために走ってるって」
画像

夏目は二階の各部屋で着物の妖怪を捜し、そんな彼の肩に乗る妖怪は慎一郎との過去を懐かしむ。
そこで多軌と田沼もやってきて、天井裏を探ってみることに。田沼も何かしらの気配を感じており、そこには一瞬右足に見える左足が吊るされてあった。

そこに間もなくあの着物妖怪がやってくる。
二人は一先ずそこから脱出。多軌が引っ張ってくれて助かった。


夕方。
夏目の肩に乗る妖怪と同様、かつて慎一郎で楽しんだ妖怪たちがやってくる。
それが見えぬ多軌に、夏目が説明。多軌のおじいさんのことを知っている妖怪で、おじいさんのことをけっこう好きだったと。
そう言ったならば、肩に乗っている彼女からポカポカされる。

そこで夏目は妖怪が見えるのだと気付いた塀の上の妖怪は、目があった縁に免じて一つ忠告をくれる。
彼らの話によると、着物の妖怪の名はカクラという名前。右手は折れて朽ちているため残りは頭。それが裏庭にあるのだという。
3人でそこに向かう。

「良かった」
田沼はそう漏らす。

「またここで待ってろとか、お前だけでも帰れとか、言いだすかと思ってた」
田沼……(´・ω・`)

こんな風に話を聞いて、それでも一緒にいようとしてくれる人たちがいる。それに夏目は安心感を抱いていたことだろう。
しかし、そんなところで隙を突かれ、夏目は連れ去られてしまう。

それに気付いた多軌と田沼は、慌てて夏目を探す。
しかし、夏目はともかくとして妖怪は見えない。それをどうやって捜すべきか……
というところで、多軌は陣を使おうと考える。その中に入った妖怪の姿を見ることができるそれを使い、夏目と話していた妖怪さんの力を借りれるかもしれないと……
不安に感じながらも、祖父のことを好きだったという妖怪たちを…夏目の言葉を信じ、多軌は意を決して陣を用意する。


田沼は夏目を捜索。その最中、ぽよんとしたものが足に触れる。
ビックリ……と思いきや、そこにはポン太ことニャンコ先生がいた。帰りが遅いからと心配して来てくれたようで、夏目の行方を訊く。


多軌は妖怪たちに話しかけ、陣に入ってもらうよう頼むも、彼らは入らず。
ニャンコ先生と合流し、多軌と田沼が裏庭に向かった後、ニャンコ先生は何故陣に入らなかったのかと皆に訊く。
そんな義理はないのだから仕方はないかもしれないが……ニャンコ先生は無言でその場を後にする。


肩に乗った妖怪の声で夏目は目覚める。すると目の前にはあの着物妖怪がいた。
そこは裏庭で、近くには確かに着物妖怪の頭部があったが、片手ではそれを取ることはできないため、妖力の強い夏目の力を吸い取り腕を自分のものにしようと考えていた。
そこへ……

「私のデザートに……手を出すな!」

途中から斑へと姿を変えたニャンコ先生。
彼は着物妖怪を追うも、いたるところに中途半端に結界が貼ってあるため、思うように戦うことができないでいた。

そこで、かつて慎一郎で遊んだ妖怪たちが協力してくれる。着物妖怪を皆で押さえつけ、そこを斑がガブリとする――


――慎一郎は病にかかった。
医者が紐に筒のついたものを耳に繋いで慎一郎の体に当てて治療をしていた。
それを見た小妖怪たちは、似た物を作ってそれを慎一郎に当て良くしてやろうとしていた。
しかし、彼らが見たものは恐らく聴診器。正確に作れたとしても何の治療効果も得られないし、ましてやそれを似せたものであるのだからそれ以前の問題であろう。
その結果……

『ああ…。誰かが泣いている。たくさん泣いている。小さな多軌と一緒に――』



夏目は目を覚ます。
あの妖怪はニャンコ先生が咥えて遠くに捨ててきたとのことで、もう事は済んでいた。


夏目は塀の上にいる妖怪に訊く。もう行くのかと。
こんなところに二度と来るか。面倒事に巻き込みおって。そう答える彼らだが、助けてくれたのは事実。

「本当にありがとう」

見えなくとも、思いは伝わってくるから。

「おじいちゃんに会いに来てくれて……ありがとう」
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そう多軌はお礼を述べる。
塀の上の彼らは何も答えぬ。答えたところで多軌には聞こえぬだろうが、それでも多軌のお礼の言葉を嬉しく受け取っていることが多軌にも伝わっていることだろう。

「さらば慎一郎の孫」

それはずっと夏目の肩に乗っていた妖怪の言葉。
彼女は最後にその言葉を発するために陣の中へと入っており、それは多軌にもしっかりと聞こえた。


何か花のような匂いがする。
それは多軌も知っているものだった。
祖父が亡くなって泣いていた時、この花のような優しい匂いがしたのだと。

『あいつらは、気付いていただろうか。 目も合わせたこともないはずの相手の名を、自分たちがどれほど大事そうな声で、呼んでいたかを』

見えるっていうのは出会ってしまうことでもある。
それに気付いた多軌は、夏目に訊かせてもらおうとする。

「夏目くんが出会ってきた、妖怪たちのこと」

夏目はそれに頷く。

『繰り返してきた、出会いと別れ。秘め事のようで重かったそれは、話そうとすると、キラキラとして……うまく言葉にならなかった』


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