夏目友人帳 参 07話『祓い屋』

ニャンコ先生は名取と合流。いつもより見晴らしのいい肩の上に乗りながら部屋へと戻る。
その途中、館内に猫ちゃんは困ると注意されるも……よく見てください、ぬいぐるみですよ。頭でかいし寸胴だし(´・ω・`)

的場に関して詳しくわかったことはないが、覚悟しておいた方がいいと名取は言う。
目的のためなら危険な妖怪でも恐れず使う怖い人。容赦がないのだ。

「だから置いてきたのか?」
名取の式のこと。

「別に意味はない。今は、むしろ連れてこなかったことを後悔して…」

そこで部屋に到着。名取はハッとする。
それもそのはず。部屋の入口に貼ったはずの護符が破られていたのだから。
破ったのはもちろんニャンコ先生。なんてことを……

「ニャンコに破られるちんけな護符を貼るお前が悪い!」

ともかく部屋へ。
夏目はいるかと部屋に入って見たもののそこにはおらず。
窓が開いてそこら一帯が濡れており、事の重大さが感じられた。



夏目は目を覚ます。
両手は普通の人には見えない紙で縛られている。
こうなったならばなったで仕方あるまい。夏目は妖怪の血を集めるということに関して、その目的を的場に訊く。

「妖怪の血は、大きな封印を解いたり、呼び出したりするのに使えるんですよ」

要は餌として使うということ。
自分の血は使いもせず、無関係な妖怪たちからとる……

「これ以上続けるなら、許しません」

そうは言ったものの、夏目にどれだけのことができるだろうか……

的場はコーヒーカップをとろうとして床に落として割ってしまう。
片目だから距離感が掴みづらいため。と言っても、右目は見ることはできるが、今つけている眼帯が必要なのだという。

「食べられてしまうんで」

昔、妖怪に手伝わせる代わりに右目を食わせてやると言った者がおり、けれど結局与えずじまい。以来代々、的場頭首は右目を狙われているという。
的場は右目はあっても顔には酷い傷があるとのことで、せっかくだからと夏目にそれを見せようとして……
そんなところで的場は呼び出され、部屋を出ていくことに。

「事情はどうであれ、罪のない妖怪を襲うことはやめてください。やめないなら、止めます」

「私は人を守るために強い妖怪が欲しいと思っているだけです。そのために恨まれたり、代償を払うのは仕方のないことです」

夏目は確信する。
的場は、同じ祓い屋でも名取とは全然違うということを。

『友人帳のことを、あの人に知られたら……』

夏目は割れたコーヒーカップと見張りの妖怪を交互に見やる。そして隙を突いて……!

音がして、的場はすぐに夏目のいる部屋へと戻る。そこでは夏目がもう窓から飛び降りようとしており……伸ばした手は届かない。夏目は木々の中へと消えていく。

妖怪は一撃で屈していた。
夏目はただ妖怪が見えるだけではないということを的場は知ったか。


夏目はなおも追ってくる的場使役の妖怪から逃げる。
的場が言っていた大物の妖怪がいる森はこの先。今ならばまだ止められるかもしれないと考えた夏目は、そちらへと向かう……


「夏目様! その森に行ってはいけない!」

羽の妖怪は跳ね起き、西の方から凄く嫌な気配を感じていた。
夏目を巻き込むわけにはいかない。そう考える羽の妖怪は、助けに行こうとよぼよぼと歩いて行こうとする……が、それを柊にあっさりと止められる。

「関係あるかないかは夏目が決めることだ。うちの主様も猫饅頭もついている」
まんじゅー(´・ω・`)

『何故呼ばない。名取。飛んでいくのに……』


その名取はというと……
的場はついさっきチェックアウトした。それを聞き、ニャンコ先生とともに顔面蒼白状態であった。

後手後手。
ニャンコ先生は名取のことを裏目と……裏目周一と呼び蔑む。

「何か言ったか白豚猫饅頭」
「ガッテーン!」
画像

喧嘩勃発。
んなことやってる場合かってーの(´・ω・`)

やっぱり猫ちゃんじゃないかと指摘され、誤魔化すのも苦しいところ。窓の外をある女性が走っていくのを見かける。



夏目は的場の妖怪から隠れつつ、なんとか大物の妖怪を見つけて止めないとと考えていた。
気配があるはずだと集中してそれを感じ取り……
夏目はそれを感じた方へと向かう。

気配を感じた辺り。
そこに着いて間もなく、夏目は足を引っ張られ、地下深くの洞窟へと落とされてしまう。

『いる。この奥……』

気付けば目の前に、女性がいた。
もうゆっくりしていられない。あいつが来る前に。
そう呟く相手はすぐに夏目に襲いかかってくるが……そこにニャンコ先生と名取が助けに入る。

ニャンコ先生の光は効かなかった。
が、夏目は彼女の声に覚えがあった。
紙面の妖怪の欠片から流れ込んできた悪意。その時の夢の声。

「もしかして、あなたは人間……?」

そう。
名取も気付き、女性が的場に仕えていた呪術師だとわかる。

彼女の式は的場の餌に使われ、以来引退したとのことだった。
だから、彼女は的場を許さないと……あいつを食う妖怪を目覚めさせようとしていた……

それは夏目達の背後にいた。
まだ目覚めてはいないようだが、そいつを中心に目覚めの陣が書いてあった。
近くにある壺には集めた血が入っているのだろう。

女は式を食われた復讐として、噂を流して的場をこの村におびき出したのだという。
式を食われたことは誠に残念なことではあるが、祓い屋という仕事をしている以上使っている妖怪は道具に近しいものであると、名取も考えていた。
しかし、女は違った。式は大切な存在で……
だからこんなことをしている。

まだ血が足りない。
女は次々と紙妖怪を出して襲わせるため、ニャンコ先生が斑になってそれを一掃しようとする。
そんなところで矢が飛んできて……それから斑を庇おうとした夏目をかすめて、斑にザクリ。

「おや失礼。妖怪がごちゃごちゃいたので、どれがどれやら」
的場……

彼はここを探すのに随分苦労したという。
事件がある度に現場に駆け付けて妖怪を調べたり、式たちにこの森を何度も探させたりしたが見つからなかった。
が、泳がされた夏目はすぐに見つけ出してしまった。

「もしかして君は……」

そこで赤い目がギラリと光る。
それは斑のもの。

「身の程を知らぬ者よ、覚悟するがいい……!」

狂気を見せる斑だが、彼も深い傷を負っているのは事実。だから夏目はそれを止めようとする。先生に何度も声をかける。
その結果、ニャンコ先生に戻ることに。

「先生。血が出てる」
「血の一滴二滴で騒ぐな。こんなの舐めときゃ……」
届きません(´・ω・`)

そんな時。
ニャンコ先生から流れ出た血が、精……おたまじゃくしのようにうねうねと飛んでいく。

「やっぱり先生、妖怪だったんだな」
「アホ! さすがの私でも、あんなにハッスルした動きのものが体の中を流れていたら恐ろしいわ!」

でも別の意味で先生は妖怪だと実感できた。
それは、壺の中の血も同様に流れ飛んでいくことからもわかる。それらは大物妖怪の口の中へと吸い込まれていき……ついにその封印が解かれてしまう。

的場が先ほど放った矢はこれを狙っていたのだろう。
女は自分が血を集めて陣を描いたと主張。的場を食べるように命令する……が、そんなの聞くはずもない。
誰の命令も聞かず、大物妖怪は力を振りまく。

夏目達は退避へ。
もちろん、女性を連れていくことも忘れない。


「無様ですね」

的場は言う。

「祓い屋をやっていながら、妖怪に情を移して、思慮に欠けた行いに走るとは。挙句にこれか」
的場……

「あの妖怪は使えない。うちは撤退する」

この男にとってはその程度の問題。だから、名取があの妖怪を封印しようと動き出す。
夏目は自分も手伝うと主張。先生は女の人についててやってとその頭をなでなで……そののち、夏目と名取は再び洞窟の奥へと向かう。


洞窟から出てきた的場を七瀬が迎える。
今回の妖怪は言葉を介さないから契約もできないし、力が強すぎるから術で従わせることもできない。
頭首直々に出向いたのにあんな妖怪とは無駄足だった……とも感じられるが、的場は夏目とニャンコ先生には興味を抱いていた。


名取は封印の陣を用意する。
夏目は石を投げて妖怪の注意を引き、その陣の中へと大物妖怪を導き……しかしその前に、夏目は捕まってしまう。

今にも喰われんとするその時。
大物妖怪に護符付きの矢が突き刺さる。
それを放ったのは的場。直後の彼の言葉により、大物妖怪はあっさりと消え去ってしまう。

「いらない妖怪に手間などかけず、消してしまえばいい」

そう言う的場にとっては、この妖怪もあの女もどうでもいいこと。だけど……

「君はおもしろそうだ」

また会うこともあるだろう。
夏目にお見知りおきの別れの言葉を交わし、的場は去っていく。

いつの間にか女がやってきており、消え去った妖怪の灰を集めていた。
彼女の悔しさは理解できる。決して忘れられぬ想いがあるということを……



夏目貴志。的場は彼があの夏目レイコの孫であると七瀬に聞かされる。
ますます興味を持ち、今後彼らはどう関わることになるだろうか……



今回の件は名取家が預かることに。
そんなこんなで帰り……
それを出迎えた柊からは無言の圧力のようなものが感じられた。

「怒っているのか?」
「私に腹を立てる理由などありません。私は主様に仕えているのですから」

『あの人たちには、見えないのだろうか。 仲間を守るために奔走する妖や、失って…心を壊してしまうほど妖と絆を持ってしまう人の……痛みが』

想いがあるからこそ、それが連鎖して災いを呼んでしまうこともある。でもそれが人間でも妖怪でも共通してあるものなのだ。だからこそ、想いを大切にした行動を心がけねばなるまい。これ以上悲しい連鎖を引き起こさせないために……

とは言え、夏目があの人たちのことで気持ちを揺らす必要はない。
ああいう人たちもいる。それも事実として認めねばならず、夏目は夏目らしくあるべきなのだ。

夏目には先生もいるし、名取や柊もいる。

『俺は…………あの人たちとは違う……!』


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