セイクリッドセブン #09『転石するイシ』

眠くてだるい。
そんな状態でアルマは登校する。
それは鏡やメイド隊に稽古をつけられたためであり、もちろん全然敵わなかったために体はボロボロ。いくらただで飯が食べられるとは言え、バイトしていた方がマシといったところか。
そんなお疲れの途中、若菜がやってくる。

「最近忙しいの?」

彼女がそう訊くのは、いつもの河原でアルマのことを見ないため。
最近雨が続いたため、川にはまた新しい石が流れてきてるやもしれない。探してみる価値はあるか。(若菜にとって)

「今さらだけど、なんで俺なんか石部に誘ったんだ?」

アルマは前から気になっていたことを訊く。
若菜はそれに答える前に、自分を卑下するような言葉を放ったアルマを注意し、アルマはすごいのだということを教えたげる。アルマが石部に入ってから部員も増えたし活気も出てきたんだし、自信を持たねば。

それはそれとして、アルマの質問への返し。
アルマが似ていたのだと若菜は言う。

「なんか、石っぽくて」
やっぱりですか(´・ω・`)

でも拾いたくなるような石というのは、若菜にとっては最上級の褒め言葉か。知らなきゃキツイけど。



数学の課題が回収される。
そこで初めてアルマは気付く。

『忘れてた!』

それを鏡のせいにするアルマ。
が、特訓で課題をやる暇がなかったことはルリも知っていたため、プリントを用意してくれていた。
褒められたことではないが、皆のために戦っているアルマのことを思えばこそ、このくらい……
しかし、それが教師にバレてしまい、あら恥ずかし(*´・ω・`*)


以前であればアルマが脅してやらせたのではないかと噂になるところであったが、今はそうではない。寧ろいじられキャラにもなりつつある気配だ。
が、それは皆がアルマのことを知らなかったからこそそう思うだけだろう。若菜にとってはアルマは不変。そうであるべきなのだ。


課題分の追試を自力で考えようとしているアルマに、鏡はあるものを渡す。

『数学IIB 解法 プリント ~要点と解説~ 編:鏡 誠』

今回のテスト範囲をまとめてくれたと。
ありがとう……(*´・ω・`*)



三浦半島の城ヶ島に悪石の出現が確認される。
カメラをその悪石まで寄せるも、すぐに察知されてしまう。
さらにはもう一体の悪石まで現れ……ヤバし(´・ω・`)


アルマは無事に追試を合格する。
急にできるようになった。それは勉強を教え合う友達がいるからこそで、そのことを教師は意外に、そして嬉しく思ったことだろう。

皆はアルマが悪い人ではないと気付き、親しげに接するようになった。
アルマ自身にしてみればその生活は大きく変わったものだ。彼自身が大きく変わったわけではなくとも。
自分が変わったのか皆が変わったのかわからなくとも、それがいつから変わり始めたのかはわかる。ルリたちと会い、動き始めたあの日から……

そんなことを考えていたところで、アルマはルリから緊急事態を告げられ出動する。

二体の悪石が出現。一体は城ヶ島にとどまり、もう一体は横須賀方面に移動中。
ルリと鏡は街と学校を守るべく待機していた。
画像

このタイミングで二体同時の悪石発生。

「自然に発生したとは思えないオニ」

ともかく、戦うのみ。
アルマは城ヶ島上空に到着。そこから降り立ち、悪石と対峙する。
どっしりと構えているからこそ警戒するところ。アルマはこちらからの攻撃を試みるも、何が起きたか相手は一瞬で移動し反撃してくる。
川の方へと飛ばされたアルマに追撃してくる悪石の動きは実に気持ち悪い。が、強さは確か。
アルマは防戦一方となってしまう。


鏡達が待機する方へも悪石が近づいてい来る。
メイド射撃隊とエンゲージメントスーツの挟撃によるレールガン射線上への誘導作戦が開始される。
しかし、エンゲージメントスーツの攻撃は効かず、逆に左腕を食われ相手のエネルギーを増大させてしまう。
射撃隊の第一防衛ラインも突破され、エンゲージメントスーツの接近攻撃もものともしない。
もう少しこらえなければ……


アルマは悪石の圧倒的な力の前になすすべなし。
メイド隊のヘリからの援護によってなんとか危機は脱するも、そちらを撃ち落とされてしまいこれ以上はどうしようもできないというところ。
悪石が走り出してしまうため、アルマはそれを止めようと必死にしがみつく。
何このシュールな画(´・ω・`)


鏡の方ではコランダムレーザーキャノンの準備が整い、それで悪石を攻撃する。
しかし、そのエネルギーさえも吸い込まれたのち跳ね返され、悪石はさらに巨大に……
そこで最終兵器のエネルギー充填完了。悪石に向けてそれを発射する。が、コアを外してしまい、かえって悪石を怒らせマズイ状況に。ますますエネルギーを蓄えて巨大化していく。


アルマは悪石をなんとかストップさせるも、げしげしと踏みつけられてしまう。

『敵わない…。このままじゃ……』
アルマは思う。

『守れないのか…。みんなを……守れないのか!』

アルマは地面に埋め込まれて固定され、無防備なところを散々と攻撃を受ける。
でも諦めてはいけない。

『俺にできるたった一つのこと。悪石に立ち向かい、みんなを守ること。この力を持った俺が、諦めちゃ……ダメだ!』

相手の蹴りをかわしつつ、その勢いを利用してアルマは器用に敵を投げ飛ばす。
すぐにまた攻撃してくる敵だが、アルマの思いはそのスピードやパワーを上回る。

「俺は…負けない!」

自慢のマフラーで悪石の足を封じ、上空へ投げ飛ばす。

「砕けろぉーー!!」

コアを破壊し、悪石撃破。
イェイ(´・ω・`)v

しかしもう一体いる。だからアルマは矢のように駆ける力を使って先を急ぐ。

いくら敵が大きくなっているとはいえコアは一つ。

「砕け散れぇぇぇ!!」

アルマはなんとかギリギリのところで間に合い、もう一体の悪石も倒す。

これで一安心……が、それで敵は完全にやられてはいなかった。
彼らの本体は別の部分にあったのだから。

最初の二体はあくまで囮にすぎないといったところか。
合体したそれは街へと向かい、アルマはなんとかそれについて向かおうとする。

「大丈夫。 君から貰った力は、消えてない!」

そしてアルマは空を貫く力で悪石の後を追う。
勢いそのままに悪石に突っ込んでいき――――





石部の部室。
朝からそこにやってきたアルマは、一つの石をそこの飾棚に置く。

そんなところで若菜もやってくる。
アルマが置いた石は昔彼女がくれたものなのだ。

「正直、そいつを貰ったおかげで、ずいぶん救われたんだ。ホントに、感謝してる」

そりゃあ何より。この子(石ちゃん)も喜んでいることだろう。

もっと賑やかにさせるために、もっと石を集めようぞ。
もはははは(´・ω・`)


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