ギルティクラウン phase 09『捕食:prey』

とある教会。そこに谷尋はいた。
アポカリプスウイルスに侵された弟の潤とともに匿ってもらう身の彼であったが、間もなくそこに嘘界らが迫ってくる。
その音をいち早く察知した谷尋は、嘘界らが屋根裏へとやってくる直前にそこを抜けだし逃げ伸びる。しかし、そう長く続けることもできないだろう。



ヒロインが恋人の死を知るシーン…テイク5の撮影が開始される。

その裏、集は涯と連絡をとっていた。
涯は自分が行かないとまとまらない話があるとのことで、一週間不在になるとのことだった。

「しばらくはおとなしく学校を楽しんでろ」
「はいはい。いい子にしてますよ」
素直でよろしい(´・ω・`)
そんな集を見て、祭は何を思うか……

「嘘よ。信じられないわ」
棒(´・ω・`)
撮影は難航しているもよう。


最近の集はこれまでと違い堂々としている。なんか別人みたいとあって、その原因がわからない祭は不安に感じていた。

「大島で何かあったのかもね」
花音にその可能性を提示され、祭は動揺する。

「南の島のバカンス、ひと夏のアバンチュール。そして少年は大人への階段を……!」
「や~め~て~!」
冗談さね(´・ω・`)

「でもホント、人生望んだようにはいかないよねぇ」

花音は溜息をつく。
彼女の場合は谷尋のこと。施設に行ってみたものの、彼はそこにも顔を出していないのだという。

「昔はよく一緒に遊んだのになぁ…」

そんなことを呟きながら、花音は占いを見る。
天秤座の今日の運勢。全体運は3/5、恋愛運は2/5、金運は3/5、仕事運は4/5。
大切なヒトとすれ違いになる可能性大です。積極的に行動するよりは、冷静に周りの状況を見つめなおす時期かもしれません。静かな環境でひとりの時間を作るのもいいでしょう。
それらだけを見たらあまり良いとは言えないものの、大事なのはラッキー要素。
ラッキープレイス:水族館(探し物が見つかるかもしれません。)

「探してるのは魚じゃないんだけどなぁ…」
あはは(´・ω・`)
祭の方はどうだろうか。

「恋のラッキーアイテムはトラ縞のやかん」
どんなんや(´・ω・`)

と思ったらば、二人のいる教室にトラ縞のやかんが転がり込んでくる。
そして間もなく、集がやってくる。
トラ縞のやかんは恋人の形見として颯太が撮影に使っているとのこと。使用するだけでもすごい偶然だというのに、このタイミングでどうやってか転がり込んでくるとは、物凄い運命的な何かを感じてもおかしくないところであったが、

「とにかく、いのりに持たせるんだって」
その名を聞いてしまい、祭はしょんぼり……(´・ω・`)

そんな彼女の辛そうな表情を見た花音は意を決して……

「わー! 部室に忘れ物しちゃった! これ私が持っていってあげるから、代わりに祭の買い物に付き合ってあげて!」
ナイス機転(´・ω・`)

「ちょっ、花音ちゃん!」
「ラッキーチャンス! がんば…!」
大阪(´・ω・`)

そんなこんなで花音は去っていく。

「ラッキーチャンスって?」
なんだろうねー。はははー(´・ω・`)



GHQ。
幽霊が出たそうだと、司令官は修一郎に大島のことを話す。
大島の研究所に桜満クロス博士のIDで入った人間がいるとのことで、クロスのかつての同僚である修一郎に釈明があるかと訊く。
それに彼はありません…と答える。



帰りの電車内。
花音がもたらしてくれた貴重なチャンス。でも急に与えられたものだから緊張を隠せない祭は自分の精神を安定させるのにいっぱいいっぱい。

「ねぇ。どこで降りるの? 買い物。 荷物いっぱいあるの?」
「ああ…。うん、そうなの…」

それだけを答えるのが精いっぱいの祭であったが、意を決して集に話しかけようと…したところで電車は停車のため減速し、それでバランスを崩した祭は集にピッタリ……(*´・ω・`*)
予定外の接近があったものの、言わねばなるまい。

「私………あなたのこと…!」

大事なことを話そうとしていたそこで、怪しい人物が駆け込み乗車をして電車に飛び込んでくる。
駆け込み乗車は大変危険ですのでおやめください(´・ω・`)
なんて言うこともできないまま閉まった扉の外を見てみると、そちらはそちらで強面の怪しい人物がいて……

駆け込み乗車してきた方はフードで隠れて顔を見ることができない。しかし、集は気付いていた。

「谷尋」

その声で、落とした薬を拾い集める男の手は止まる。
フードを被った男はゆっくりと振り返り……久しぶりの対面を果たす。

「何だ。お楽しみか?」
やん(*´・ω・`*)

「違うの谷尋くん! これは……!」

恥ずかし祭(まつり)な祭(はれ)は、必死に誤解を解こうとするが、そんなことは瑣末なこと。

「谷尋。他に言うことはないの?」

おめでとう。……とかそういう言葉を期待しているわけではない。
谷尋としてはこの場で全てをぶちまけることもできる。じっくりと話し合う必要があるだろう。

「祭。買い物は一人でお願い」

谷尋と話したい事があるから。
気付けば付近に乗客はいなくなっていた。


「桜満集くん。あなたを張っていて……正解でしたね」


集と谷尋は電車を降り、歩きながら話をする。

「あいつら……潤を処分するって言ったんだ」

だから谷尋はどさくさに紛れて逃げていたのだという。
あれ以上潤をあそこに置いてはいけないと思ったから。

「笑えよ。お前を売った代償に手に入れたのに、結局逃げ出してきた」
もはは(´・ω・`)
もちろん、集は笑いなんてしない。真面目に、静かに、話を聞く。

そんな彼らの気付かぬ場所。すぐ近くに、祭がこっそりと後をつけてきていた。

谷尋について集が辿り着いた場所には、谷尋の弟・潤がいた。
ソファーに寝かされていた彼だが、またそこから落ちてしまったとあって、谷尋は彼の身を心配する。
それはともかくとして、潤は谷尋の背後にいる存在…集に怯えるが、

「大丈夫だよ潤。兄ちゃんの……友達だ」
ふむ……(´・ω・`)


そんな彼らの様子は、GHQにバッチリと捕捉されていた。
逃亡中のキャンサーを見つけたとあって、ダンはダリルのエンドレイヴを使おうとしていた。こんなことで本当に自分が必要なのかと疑問を抱くダリルであったが、

「ドラゴンはスライムを倒す時でも全力を尽くすと言うだろ?」
スライム逃げてー!(´;ω;`)

「というわけだ、スカーフェイス!」
「OKダン! ここからは俺に任せてくれ! ガッツでミッションクリアーだ!」
…………(´・ω・`)
通信切れて。

「……処世術だ」
さいですか(´・ω・`)



夜。

「金……貸せないか?」

逃げるにも食べるにも金が必要。
逃亡者にはネックとなる経済的問題に関して、谷尋は集に助けを求める。

「そのために、わざわざ潤くんを僕に見せたの?」
「…頼む、集。潤を守れるのは…もう俺しかいないんだ。……頼む!」
知ってしまった以上、断るだなんて……

集は葬儀社に連絡を入れる。
涯を求めて連絡を入れたのだが、出たのは編み物をしていた綾瀬。ああ、かわいいなー(*´・ω・`*)

……涯はもう出てしまったとのことで一歩遅かったところだが、集は保護してほしい人がいることを伝える。
綾瀬は四分儀に連絡してこっちから指示をと伝えようとするも、集はこれからポイントイエローワンに向かうこと、一時間後にピックアップをよろしくと一方的に伝え通話を切る。

「君がしたことを許したわけじゃない。でも……」
その後の言葉は容易に予想が出来る。

「潤くんに罪はないだろ」



涯はいのりんとともにある場所へと向かっていた。
もうすぐこれを使うことになると言い楽譜を示すが……

「違う」
と、いのりん。

「この歌は…もう違うの」



ポイントイエローワンに向かうため、集と谷尋は潤を連れて外に出る。
もちろんそれは嘘界らがバッチリと確認しており、遺伝子キャプチャーの準備を進める。何でこんなものをと疑問に思うダリルだが、嘘界は当たり前といった風に答える。

「恋した相手を知りたいと思うのは、いけないことですか?」

思うのは自由だろうが、やり方というものがあるだろうに。
でも、それに気付く事が出来ないくらい、嘘界は恋に盲目になっているのだろう。

とことで、アンチボディズの攻撃が開始される。
何でもう見つかってしまったのかと動揺する集だが、谷尋はまだ冷静だった。わかっていたことだからと、今は動けと言い歩みを止めず、集もそれに続く。

銃声が聞こえたことにより、近くで働く作業員はまた葬儀社とかが来ているのではないかと逃げ出し、谷尋は彼らが放った機械を使おうとする。

「ダメだ!」

集はそれを止める。
脱出路を開けて敵を誘いだすのは基本とあって、集はこれが罠であることを感じていた。

「そんな素人考えじゃ、死ぬよ」
ドヤ(´・ω・`)

そして集は谷尋からヴォイドを取り出……そうとして止められる。だから面倒だけど説明せねばなるまい。

「僕にはヴォイドがある。人の心を武器として取り出す力だ。エンドレイヴだって倒せる!」

そんな話を信じろというのは無理があるかもしれない。だから外の連中も集が呼んだのではないのかと、谷尋は疑いを持つ。それは、彼自身であればそうするから……実際ににそうしたからなのであろう。

「偽善者め!」

そんなことを言う権利など、谷尋なんかにはない。

「黙れよ裏切り者!」

谷尋とは違う。
集は裏切ったりしない、見捨てたりしない。

「谷尋は黙って僕に使われてればいいんだ!」

とことで、集は谷尋からヴォイドを取り出す。
それを見た潤は驚きのあまりカートから落ちてしまった……かのように見えたが、彼が動揺したのはそれが理由ではないようだった。

間もなく、大きな爆発とともにエンドレイヴがこの場にやってくる。
操作するのはダリル。
集は彼を引きつけて潤たちのもとから離しつつ戦う。
これまでと違い特別な攻撃を持つエンドレイヴは、集の持つヴォイドの光を追って攻撃してくる。単発であればなんとか防ぐことのできた集だが、続いて連射が襲いかかろうとする。

潤は気絶した兄のもとへ。根性で立ち上がろうとすると、その苦しみと共に光を放ち、ダリルの攻撃は潤のもとへと向かってしまう。
それが直撃して天井へと叩きつけられた潤。これでは、もう……

「おい嘘界。どういうことだ!?」
「予定外ですが、これはこれで興味深い。あの物体とアポカリプスのキャンサーが、同じ反応を示した」

間もなく、ダリルに異常が発生する。
潤を捉えた触手と繋がったケーブルから経由して、何か怪しい力がエンドレイヴに降りかかる。
すると潤の結晶が消えていき、代わりにエンドレイヴの方にその結晶が発生。ダリルによる制御が不可能となる。

潤の苦しみは……その意識はエンドレイヴへと移っていく。
そこで後続のエンドレイヴが到着し、潤の身は地面へと落ちる。集が声をかけてもやはり返事は返って来ない。

『こんなの、谷尋になんて言えば…』

結晶化したエンドレイヴの周りには今やってきたばかりのエンドレイヴが。暴走は止まらず、それら2体のエンドレイヴをあっという間に倒した結晶エンドレイヴは集の方に歩み寄ってくる。
しかし集のことは相手にせず、本当に目的があったのは谷尋の方。エンドレイヴは彼を掴み、集はそれをやめさせようとハサミを突き刺す――!


すると見えてくる、過去の記憶。
目の前に広がっていたのはロスト・クリスマス前の六本木だった。

「そうです」

集に話しかけてきたのは潤。
これは恐らく、彼の記憶なのだろう。

「2029年、12月24日。僕が一番幸せだった時間です」

兄の谷尋から腕時計をプレゼントされ喜ぶ弟の潤。傍から見ても、それはとても幸せな光景であるということがわかる。しかし……

「もうすぐ……ロスト・クリスマスが起きる」

これはもう過去のことなのだから、どうしようもない。だからせめて……

「この幸せな思い出だけ抱いて、僕はもう旅立ちたい。 集さん。そのヴォイドで、僕の命を切って下さい」

潤は知っていた。谷尋のヴォイドは、命を切るヴォイドであるということを。

「僕を……葬るためのヴォイド」

潤の自由を奪った結晶が、代わりにヴォイドを見える目をくれたのだという。
そこに、自分に見せる兄とは別の兄がいた。既に何度も、優しい人の優しくない姿を、潤は見ていたのだ。
友達、親戚のおばさん、医療センターの人、……そして集も。
これ以上生きれば何度でもこの悲しみが潤を襲い、谷尋のことも嫌いになってしまいかねない。だから……素敵な兄を大好きな自分であるまま、潤は逝きたいと願う。

間もなく、記憶の中でのロスト・クリスマスが起こってしまう。
幼き潤は恐怖に怯え、そんな彼を谷尋は必死に守ろうとする。ずっとついているからと――


「お願いです。このままじゃ僕が兄さんを殺してしまう…!」

自身の死を集に頼むのは酷。潤の死を背負うのが谷尋だけではなく、集もということになるのだから。
それでも、もう時間は残されていない。だから潤は自分を殺すよう集に頼む。

「兄さん。僕がいて迷惑だった? 僕が兄さんの人生を滅茶苦茶にした? 僕のこと嫌いだった? …僕だって、兄さんのことなんか――!」

それ以上言わせやしない。
集は谷尋のハサミを使い、潤の命を断ち……呪縛を解き放つ。

『ありがとう――。 お兄ちゃん……大好き――』

結晶エンドレイヴはその動きを止める……



「人生望んだようにはいかないよね」

水族館にやってきた花音は、改めてそのことを知る。
わかりきっていたことなのだが、やっぱり寂しいものだろう……



雨が降っている。
その音もあってか、ようやく谷尋は目覚める。

まず気にかけるのは潤のことだが……

「死んだよ」

信じられないくらい簡単に告げられたように聞こえるその言葉を、谷尋は訊き直す。ならば何度だってその事実を告げねばなるまい。

「死んだんだよ」

そう言って、集は形見の腕時計を谷尋に渡す。

「……集!」
「……僕が…殺したんだ」
画像

背負ったものはあまりにも大きすぎた。

「集……」

離れた場所でその様子を見ていた祭も、立ち尽くすしかなかった……


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