ちはやふる 13首『きみがため』

近江神宮。
かるたの聖地へとやってきた!(´・ω・`)

拝礼の基本である二拝二拍手一拝で、まずは必勝祈願をおこなう。
礼儀正しくしてこそ、願い事は叶えられるのだろう。でも千早は神様に高望みなんてしない。

『奇跡はいりません。 みんなにアクシデントが起こりませんように。 練習通りの力が出せますように』

参拝も終え、千早達は階段を下る。
そこでとある女子高生とすれ違い――
画像

ただすれ違っただけ、相手が誰であるのかも千早は知らないはず。なのに、千早はすれ違った相手の方を振り向いてしまう。
その者に何を感じたか……



近江勧学館。
大会会場となるそこで、瑞沢の皆は袴に着替える。季節は夏であるため当然暑いのだが、初の全国大会とことで大江もそのママンも気合が入っている。
千早の着付けはママンの方が担当し、それは既に終わったという。とことで、袴を着ていつも以上に美人に見える千早が佇んでいた。

『動いても話してもいないから美人に見える』
なるほど納得(´・ω・`)

なんとなく様子がいつもと違うように感じる千早だが……大丈夫だろうか。

組み合わせは既に発表されており、千早達が参加するEリーグには超強豪校はいないとのこと。
ヒョロの資料によると、マークすべきは静岡の富士崎高校と地元の善徳寺高校と福井の国彌高校……
“福井”と聞いて反応する千早だが、新は明日の個人戦にもエントリーはなしとのことだった。
むぅ……(´・ω・`)

そんなところで、周りの声が聞こえてくる。
彼らが気にするのは、北央を破って全国に進出してきた瑞沢。本来であれば失うものは何もない挑戦者の立場である千早達なのだが、早くもプレッシャーを感じざるを得ない立場となってしまっているようだ。

瑞沢の初戦の相手は佐賀県代表の武知高校。
特徴:かるた部創設8年、去年全国大会初出場で決勝トーナメント進出するも、一回戦で敗退。それ以外に、これといった実績はない。注意すべき選手は、B級の井上龍平と田中彩子の二人。それ以外に目立った選手はいない。

オーダーは北央戦と同じでいいかというところであったが、

「待って!」
と、机くん。

「僕捨て駒でいい。一番強い奴と当てて!」

机くんはチームが勝つことを第一に考え、そう主張する。
その気持ちを汲み、オーダーを考える。


そして初戦。
読みが外れました(´・ω・`)

とことで結局は真っ向勝負といったところ。でも個人個人が確実な戦いをして勝てばいいのだ。

札を並べ始める。
その際、千早の視界が揺らぐ。それは全国大会の緊張からくるものなのか、それとも……

明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな

最初の1枚を逃す。そのこと自体はまだいいのだが、そこに硬さが見て取れた。
瑞沢全員が緊張していることに気付いた太一は、それをほぐそうと声をかける。それに肉まんくん、大江、机くんは応えたのだが、千早からは返事がなかった。

暑い。
うるさい。
人が多い。
それらが巡り巡って集中できず。
神様に願ったことはそんなに贅沢なものではなかったはずなのに、それすらも叶えてくれなかったようだ……



新は大津京で降車し、近江神宮を目指していた。
しかし、なんべんも来ているはずなのに道を間違えてしまう。それは何も彼が天然だからではない。ずっと車で来ていたから――



――じいちゃんが半身麻痺になってしまった。
じいちゃんはじいちゃんだと、会う前はそう思っていた新だが、じいちゃんを見て自然と涙が流れてしまう。
それでも自分の中のじいちゃんは絶対のもの。じいちゃんはじいちゃんなのだ。
その後も、じいちゃんは新にかるたを教えることをやめず、新もそんなじいちゃんらしいじいちゃんに喜びを感じていた。

ある日。
名人戦の放送を見ながら、新はじいちゃんにその時の気持ちを訊く。
スターになったみたいな気分とのことで、新はそれをイメージさせられる。
ライトが煌々と熱く、ぎょうさんの人がこっちを見ている。目の前には最強の名人。畳を叩く音だけがする、近江勧学館。
勝つ自分をイメージして――



――新は近江勧学館へと到着する。



――ある日。
じいちゃんは軽い発作を起こして救急車へ運ばれる。
今回はなんとか助かったようだが、新が病室に顔を出すと……

「あんた……どちらさんかのぉ?」

医者によると、じいちゃんは初期の認知症なのだという。
新のことだけではない。かるたすらも、じいちゃんは忘れてしまっていた。
新はそんなじいちゃんを見ているのが耐えられず、涙を流す……

じいちゃんのこともあって大会も練習も出られない新は、知り合いに先にA級になられてしまう。
そいつが冗談交じりにじいちゃんのことに言及してくるものだから、新はついつい手が出てしまって……真剣な喧嘩問題にまで発展しなかっただけマシと言えるか。

帰宅すると、千早からの手紙が届けられていた。前に陸上部に入ったと聞かされていたのだが、今回はC級になったという報告。ちゃんとかるたを続けていたことに、新は喜びを感じる。でも自分はどうか。“また試合したいね!”という千早のメッセージを見て、新はかるたをやりたいという思いが増したのではないだろうか。
そんなところでママンがやってきて、今度の日曜にクラス会があるからとじいちゃんの面倒を任せられ、新はそれを受諾する。その日は福井大会がある。それに出たくもあったのだが、やはり無理か。

とことでその日、新は一人でじいちゃんの面倒をみる。じいちゃんはふとカレンダーに目をやり“福井大会”と書かれた今日に注目する。

「袴出せ。行かなあかん、福井大会」

いろいろと混乱しているよう。でもじいちゃんは行かんようになってるから大丈夫だと諭し落ち着かせる。でも……

「なんで新は行かんのや?」

じいちゃんは新に大会に出るように言う。
新も実のところ大会に行きたいのだ。パパンも昼過ぎには帰ってくることだし……かるたへの思いが募り、新は大会へ向かうことを決意する。
そんな新に、じいちゃんは声をかける。

「イメージや」
……うむ!(`・ω・´)



――セミがうるさく鳴く会場前。

苦しい、辛い、怖い。
そんな思いばかりが甦ってしまい、新は引き返そうとする。
が、畳を叩く音が聞こえ会場の扉を開く。

たくさんの思い出が甦りつつ、太一と千早をすぐに発見する。

しかし、千早の様子はやはりおかしく……
ついには倒れてしまい、太一がそれを支える。

「綾瀬、棄権します」

太一が千早を運んでいく。その途中、

「太一!」
新が太一の前に出る。

「太一、千早どうしたんや!」

新がいることに安心した太一は、千早を新に預ける。

「4人でも勝ってくるから」

女帝と大江ママンも駆け付け、千早を控室に運ぶことに。



千早が目覚めると、目の前には新がいた。
そこで試合のことを思い出しそちらへ向かおうとするも、今は寝とかなければなるまい。試合の方は既に棄権もしたのだから。
ここで初めて棄権したという事実を知った千早は、それでもヤダとわがままを言って試合に戻ろうとする。
今まで皆で頑張ってきたからこそ、涙を流す……

やがて泣き疲れて再び寝てしまった千早に、新は心の中から語りかける。

『千早、まっすぐなまんまなんやな。 俺は……ずっと考えてる。かるたのこと。かるたと、じいちゃんのこと。……自分のこと』

あの日、新は優勝してA級になった。
しかし、その犠牲はあまりに大きなもので、喜びはなかった……



千早は女帝の車で病院に行くことに。
会場関係者によると、千早は試合中ずっと具合が悪そうだったようで……
なんて話をしていると、その関係者が新のことに気付き、新も相手が吉岡先生という昔の知り合いであることに気付く。
そんな吉岡先生は新が大会に出るものだと思いこんで言う。

「綿谷先生にまた会える」

吉岡先生は新の手をとる。

「君のかるたは、綿谷先生にそっくりだからね」

じいちゃんは亡くなってしまった。
だけど、かるたが好きなじいちゃんは……じいちゃんのかるたは、新の中に生きているのだ。

『じいちゃん……。じいちゃん、俺………かるたが…好きや』



千早は目覚める。
まだ寝ぼけ眼でふらふら~と部屋のドアを開けると、

「マジありえねぇ……!」
須藤がご立腹状態で待機してました(´・ω・`)

明日の個人戦にエントリーしている彼は、体調不良で棄権した千早を責める。
そんなところへ太一たちも帰ってきて、千早はその場で土下座体勢で謝罪しようとする。でも謝る事なんてないさね。一番辛かったのは千早だろうし、それに……

「僕今日、初めて勝てたんだ!」

机くんはそれも2連勝したという。
決勝トーナメントで富士崎に負けたけど、皆は存分に団体戦をエンジョイしたようだった。

「綾瀬はすぐに体調戻らないだろ? 朝一の新幹線で帰ったら?」

完全に蚊帳の外。その言葉こそ、千早にとっては悔しいものだろう。
とことで、千早は明日までに絶対治すことを決意。明日はなんとかコンディションを戻すことができそうか。

でもやはり今日のことについては悔しかろう。新も来ていたのだからなおさら。

太一は新から運営の吉岡先生経由で渡された福井土産を千早に渡し、千早はそれを袋から取り出す。
……羽二重餅。が、重要なのはそこではない。

『次は試合で。 新』

そう書かれたメッセージに乗せられてる、新の思い。
互いの思いが届いていることを実感する……(´・ω・`)


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