ギルティクラウン phase 12『再誕:the lost christmas』

集を庇って斬られた涯。
彼が付けていた十字架を見て、集はかつての記憶を甦らせる。

「君は……まさか……!?」

ようやく思い出した。
そしてようやくお出ましかと涯が言う相手はダートの墓守だという少年。彼はいのりんを連れて去ろうとし、それを追うように涯は言う。

「奴らは…いのりを生贄に、マナを目覚めさせる気だ…!」

なんだかヤバそうなことだけはよくわかる。
それにいのりんをこのまま拉致させてなるものか。
空間の奥へと消えていこうとする少年に続き、集はその狭間の中へと入り込む。

「桜満集。どうしても来るというなら、全て思い出してからにしてください。君が自ら封じた、マナの記憶を」

……とことで、集はこの空間のどこか別の場所へと飛ばされる――



『――集。もういいわよ。目を開けて。集……!』

目を開けると、そこには綺麗な光景が。

「すごいね! マナお姉ちゃん!」
「でしょ? お姉ちゃんの秘密の場所よ。集にだけ教えてあげる」
お姉ちゃんありがとー(*´・ω・`*)

なんて思っていると、近くに漂流した感じの男の子を見つける。
マナは彼に人工呼吸を施し……羨ましい……(´・ω・`)
じゃなくて、彼は意識を取り戻す。

「聞こえる!? 俺、集。桜満集」
「私は桜満マナ。あなたは?」
男の子が答えあぐねていると……

「トリトン」

海から来たという安直な理由で、マナは彼に“トリトン”と命名する。


『そう。 あの日僕は……姉のマナとともに、一人の少年に出会ったんだ。マナがトリトンと呼んだ、あの少年……涯に』

そして3人は、一つの夏をともに過ごした。
ロストクリスマスの年、皆が笑顔で過ごせた最後の夏。あの夏の日の思い出。

集は道が途絶えた橋を跳び渡る。
それに倣い、トリトンも意を決して跳び渡る。
危なかったものの、確かに跳び渡ることができた。トリトンは自信をつける。

『そして同じ時間を過ごすうち、彼は僕にとって……親友と呼べる存在になったのだ』

優しくて大好きだったお姉ちゃんマナ。親友であるトリトン。
集の人生で一番楽しくて幸せだったであろうあの夏の日の思い出。
しかしどうして、集はそれを忘れてしまっていたのだろうか……



「気が付いたか?」

声のする方に目を向けると、そこにはいのりんが囚われていた。
今すぐそこに駆け寄りたいところであったが、足が固定されてしまって動くことができない。

「なんなんですかこれ! いのりを返してください!」
「この少女は元々我々がマナと意思の疎通を図るために作ったインターフェース用インスタンスボディ。返すという言葉は当たらないな」
そう茎道は言う。

「そしてマナははじまりの石に最初に触れたアポカリプスウイルスの第一感染者。すなわちイブ。 肉体を失った彼女の魂は今新たな体に注がれ、我々の手で再びこの世に降り立とうとしている。彼女の復活は、ロスト・クリスマスの再来。アポカリプスが世界中で猛威をふるうだろう。私はその証人にならねばならんのだ」
ふむ(´・ω・`)

ダートは集に何か期待しているとのことだが、茎道はそんなことはない。
黙って見ているようにと言い、いのりんに近付く。
これからやろうとしていることの邪魔をさせまいと思っているのはダートも同じ。集の身動きをさらに封じる。

「これから彼が、いのりを介してマナにプロポーズをします」
いいおっさんが何を(´・ω・`)
でもそのための石なのだ。茎道はそれをいのりんの前に置き、ぎゅるぎゅると何らかの力を発せさせる。

「二人の未来に祝福を捧げてもらえますね?」
無理です(´・ω・`)



「――結婚?」
「そうよ。もしも私が誰かと結婚したら、寂しい? 集」
寂しいッス(´・ω・`)

トリトンかもしれない……とマナは言いながらも、すぐに冗談だと言って集を安心させてやる。

「あいつ、私のことを大人の目で見たのよ。いやらしい目で気持ちが悪い」
へ、へぇ……(´・ω・`;)

「でも集は、大人の目で見ていいのよ」
む……?(´・ω・`)

「好きよ。集」
やん……(*´・ω・`*)


彼女がウイルスにかかっているといち早く気付いたのはトリトンだった。
集を気遣う彼はマナに接近しその様子を窺うが、もう遅かったのかもしれない。

「死んでいたあなたを生き返らせたのは私。だからあなたは私のもの。私が自由にしていい。そうでしょ?」
自由にして下さい……(*´・ω・`*)

「私はね、集と結ばれるの。誰にも邪魔はさせないわ。わかった?」

そんなことがあった。
そして今、マナは集にキスをしたのだ。

「ねえ集。約束よ。私と……結婚して」
喜んで!(*`・ω・´*)



茎道は自分の血を口紅にするようにしていのりんの唇をなぞる。

「やめろぉぉぉぉぉー!!」

怒る集。
気付けば何故か拘束は解かれていたが、

『ダメよ集』

声が聞こえてくる。

『怒る資格なんかないのよ。あなたは私を遠ざけたじゃない。あの時私を損なったじゃない。集……』

と言われても、そんな記憶はない。
そんな集にお仕置きとことで、瞳を貫こうと鋭い結晶が迫る……!
が。

「無事!? 集!?」

綾瀬の声が聞こえ、エンドレイヴの肩の上にはもう一人。

「だからお前はほっとけないんだ」

結晶に救われ急所は逃れたという涯もいた。

「俺はこの時を待っていたんだ。あんたと……そしてマナと対峙できるこの瞬間を!」


彼らがこうも容易く通してもらえたのは嘘界の気まぐれでもあった。

「アリーナから追い出されてしまったのでね。ささやかなイジワルです」
あら可愛らし(´・ω・`)


「だがもう遅い。運命は変わらぬ」

エンドレイヴが敵の注意を引きつけている間に集は走る。
しかし彼のもとに結晶が襲いかかろうとし……今度は綾瀬がその身を挺して集を庇う。エンドレイヴであるためその身に物理的なダメージはかかっていないが、このままでは待ちうける運命はそれと同じ。

「ツグミ! 緊急ベイルアウト!」
「涯! まだ戦えます!」

しかしながらエンドレイヴは停止する。
残ったのは集と涯。彼らはたちまち結晶に囲まれてしまい、茎道の方も準備が整い二つの結婚指輪が生まれる。

「螺旋の契りを。今ここに」

結婚式の始まり始まり。


「集。思い出せ。あの日の出来事を。お前は覚えているはずだ」
「あの日……?」
「ロスト・クリスマスだ」

2029年12月。集たちは新しい母・桜満春香に連れられ東京に来ていた。
そして12月24日、トリトンは集を六本木の教会に呼びだした。集が知らないマナについて話すために。
しかし、そこに来たのはマナの方であった。

「メリークリスマス」

そう言って彼女がプレゼントしてきたのは拳銃だった。

「あの星を狙って撃って」

ツリーのてっぺんを指さし言うマナ。その目は完全に危ない者と化していた。
トリトンは言われるがままに狙いを定め……しかし撃たれ倒れることになったのはトリトンの方だった。

「トリトン。私はあなたが好きだったのよ」
そう言って近付いてくるマナであったが……

「嘘よ」

そして集がやってくる。
倒れているトリトンに気付いた彼はすぐに駆け寄り心配するが……

「さあ、とって、集。私たちの遺伝子で、新しい世界を作りましょう」

甘美な誘惑。

「大丈夫。怖がらないで。楽しいことしましょう。集」

マナに言われたのであればそれに乗るにやぶさかではない(*´・ω・`*)
が、集も彼女がウイルスに感染しているのだと気付いてしまう。

「来るなよ…。この、化物!

集がマナを突き飛ばす。
画像
放心して涙ぐむマナは、やがてその思いを爆発させ……

「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

悲劇の始まり。
マナが集に迫る。
そして、マナがマナでなくなる時……ロスト・クリスマスが発生。暴走する力で自分自身も壊してしまう――


「そうだ。あの時マナは僕らに助けを求め……僕らは、それに応えることができなかった」

その時、涯はこう言った。

「僕は、強くなる…。…さよなら」

一方、集は自分を守ることを考えてそれらの記憶を封印したのだった――


「集。今ならわかるだろ? 俺たちには、やるべきことがある」
「マナの心を取り戻すこと」
うむ(´・ω・`)

奴らに無理矢理目覚めさせられたマナをもう一度眠らせる。

「あいつの悪意を、ヴォイドの力で葬れ!」

記憶の鎖が解け、集は新しい王のモードに入る。
時間がないため、涯は自分からヴォイドを取り出すように、そしてそれを自分に渡すように言う。今の集ならばそれができるはずだからと。
集は涯の手を掴んだままその力を発動。取り出した武器を涯に託す。

「集、走れ。マナのところに向かう俺を援護するんだ」

とことで、二人は走り出す。
その頃、おっさんは嫌がるいのりんに指輪をつけており……これはなんとしても防がねばなるまい。

涯は自分のヴォイドを使っていのりんを撃ち抜く。するといのりんからヴォイドが出てくる。
ヴォイドを強制的に出現させるヴォイド……つまり、人の心を引きだすというのが涯の本質であるということなのだろう。
集はいのりんから出たそれを手にとり、茎道からいのりんを守る。そして涯にはさらに先に行かせる。茎道はそれを追おうとするが、その前にダートが立ちふさがる。

「あなたは失敗しました」

あとはマナのもとに辿り着くだけ……


結晶の妨害を乗り越え、涯はついにマナのもとへ辿り着く。
集も遅れてその場に辿り着き、涯の現状を知る。

「俺ごとマナを刺せ、集。 どの道俺は…助からん。だから…」

その身はボロボロ。それは集から見ても明らかだった。

「でも!」
「…集。今お前には俺がどう見える? 子供の頃のお前は決断力があって、勇敢で、強くて……。俺はお前のようになりたいと思っていた」
「涯! 何を!?」
「お前はいつだって俺になれる。俺がお前になれたように……、あとは一人でやってみろ」

この先待ちうけている運命。ずっと先のことはわからないが、すぐ後のことは予想できる。自分が何をすべきかということは。
集は手にしたヴォイドで、涯ごとマナを刺し貫く――!


繋いだ手は離れていく。
大切な親友・涯はマナとともに――


「トリ……トン?」

マナは目を覚まし、目の前にトリトンがいることに気付く。

「マナ……やっとお前に届いた…」

「涯……涯ぃぃぃぃぃぃー!!

叫び声とともに、いのりんを抱く集は彼がいるべき場所へと戻っていく……



目の前にはぽっかりと大きな穴が空いてしまった。物理的なものにしても、精神的なものにしても。
どちらにしてもそれを埋めるものは今はない。集は静かに涙を流し、それをいのりんが指で拭ってやる。

「涯は、きっと満足してる。 聞こえたの。ありがとうって」

恐らく、それは集にも聞こえたであろう。
彼の心の中には確かに涯の居場所があった。だからこそ、それがなくなってしまったと今ははっきりわかり、集はいのりんとともに涙を流す。
それは涯が確かにいたことを証明する涙か……


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