ちはやふる 18首『はなぞむかしのかににほひける』

埼玉県百人一首大会。
今回も袴を身につけ大会に臨む。

大江家族の気合の入りはもちろんのこと、瑞沢かるた部も気合を入れて試合に臨もうとする。
A級になって高校生だけじゃない初めての公式戦とあって、千早は緊張をしていた。プロ野球にデビューする高卒ルーキーの気持ちとのことで、その新鮮な気持ちをもってして初めてのA級大会に臨む。



初めてのA級の試合。
その初戦の相手はかないみ……じゃなくて、金井桜。かわいい格好をしたおばさんだ(´・ω・`)

早く出すぎずお手付きないかるた。敵陣左右バランスよく取るかるた。
それを心掛けて臨んだ千早だが……最初の1枚は早速いつもの癖で素早く取る。
で、次も素早く出てお手付き。ダメだこりゃ(´・ω・`)

感じがいいのは長所であると同時にミスの宝庫でもある。
だからというわけではないだろうが、千早は初戦の相手に苦戦する。速いだけの人と当たれて良かったとまで言われ、それは屈辱的だろう。


中盤。
珍しく空札が続き、会場全体が微妙な雰囲気に。
さすがに次こそは詠まれるだろう。…というより、動きたい。その気持ちが焦りを生んだか、7連続空札の場面で千早はお手付きをしてしまう。
相手と勝負をしているのではなく、完全な独り相撲になってらぁ(´・ω・`)

送り札として“ちは(や)”も送られショック倍増。
次の札も相手に取られてしまい、流れはさらに悪くなる。

千早はクイーン戦を視野に入れて大会に臨んでいた。
こんなところで負けるようじゃ若宮と戦えないと、先のことばかり考えている彼女に、金井はつまらないと言う。
千早がまるで札とだけ戦っているみたいだと。
やはり、そう思えるだろうな……(´・ω・`)

相手の送り札はまたも的確。
そこで初めて、千早は自分がやりにくいように相手が事を運んでいるのだと気付く。
敵陣右の薄さを見ても、千早とのスピード勝負に乗らない構えであることが見てとれ、ちゃんと千早のかるたを見て対応していることがわかる。
これが机くんの言っていたことか。

この相手の戦い方に対応するため。また、全ての札に一字決まりのスピードで飛び出してしまう癖を改めるため、千早はスタートラインを下げることに。
最終的にはゴールの瞬間にリードできればいい。その位置を模索しようとする。

15cm程度位置を下げ、次の空札はセーフ。お手付きにはならなかった。
その位置で左右下段までちゃんと手が届くことも確認された。

千早が札ごとのリズムを手に入れたらまずいと判断した金井は早速札の位置を変更。
対応してきた千早に、さらに別の対応で応じる。

その後も拾われる札を拾われる千早。そこに、金井にあって自分にはないものがあると察した千早は、相手のかるたをよく観察しようと考える。
今度は札ではなく、相手をじっくり見て……

同じ呼吸で同時取り。
敵陣であったため相手の取りになったが、千早は新しいかるたを知った――




結局、千早は初戦で敗退してしまう。
6枚差。完敗……か(´・ω・`)


試合後、金井のもとに行ってみると同じような服を着た娘さんが。かわいい……か?(´・ω・`)
とにかく、千早は今日のお礼を言い、クイーンになりたいことを宣言。でもそんなことは言わずもがな、金井もなりたいのだと言う。
彼女はかるた歴35年とのことで大きなタイトルを貰ったこともないのだが、かるたが好きという思いはまっすぐなもの。
千早もその姿を見て大きなものを得たか。
画像

『この時、A級一回戦敗退のあたしはまだ知らない。 この日、この後、人生最大の苦悩を味わうことを』



B級決勝戦は太一と肉まんくん。
D級決勝戦は机くんと大江で行われようとしていた。

キャプテン一人が観客の立場。千早はどう見ればいいものかと悩んでいた。

そんな彼女の隣にはヒョロ。彼は一回戦で太一に負けたとのことだった。
北央の他のメンバー甘糟らは敗退してすぐに帰ったというが、ヒョロは勝っていった奴から盗めるものがあるなら盗んでいくという精神でここに残っていた。
いい向上心だ(´・ω・`)


名人戦東日本予選は来月。
それまで、これが最大にして最後のチャンスかもしれない。…と、太一は思っているだろう。
肉まんくんは名人戦に執着はないのだが、太一に先を越されたくないという強い思いでこの試合に臨む。


机くんは大江のかるたを尊敬していた。
かるたの丁寧さ、粘り強さ。それらは数字にも表れていた。
でも大江の性格や体格等も知っているから……机くんは強い気持ちを持ってこの試合に臨む。


試合開始。
片方を集中して見るわけにはいかない千早は序盤あたふた。
しかしながらそんな中、大江が練習の時のように腰が下がっていないことに気付く。

『もしかして、袴だから!?』

彼女にとってみたらこれが正式なユニフォームなのだろう。
大江が袴で試合をするのを初めて見る千早。机くんも恐らく、袴姿の彼女と対戦するのは初めてであろう。
私服で美人な千早とは違い、着物の力の借り方を知っている大江こそ、呉服の大江、真の広告塔だ。

そんな彼女に苦戦を強いられることが予想される机くんだが、それでも冷静に対応。大江との試合で必ず取ると決めている札“おおえ”を取る。
理屈じゃなく、大江も千早と同じなのだろう。大江は悔しがる。

それに加え、“おおえ”が出た時に“あらざ”をチェックしてしまうのも彼女ならではで、それを知っているのは彼女のことをよく理解している机くんならではと言えよう。和泉式部と小式部内侍が親子であるから大江はそれを気にしてしまい、それにより他の札への反応が遅れるのだ。
このパターンだけではない。
大江は音だけで他の札をチェックするのではなく、歌の意味や背景を大切にすることでそれに基づいたチェックをしている。

でもやはり、競技かるたで大事なのはやっぱり音なのだと、机くんは積極的に攻めに出る。
しかし、千早のように感じがいいわけではないため、聞き分けは正確でなくお手付きをしてしまう。

ここで大江が送ったのは“たご”。
このことに関して、以前千早は大江と話したことがあったのだ。
感じのいい千早であれば聞き分けやすい“たち”を送るのだが、大江はそうもいかない。大きなものには引力がある……富士のイメージの引力に基づいたその考えで、大江は流れを掴む。

音がせず、無駄がなく、まっすぐに札を取った大江。
彼女を見て、千早は考えを改める。

『応援じゃない。キャプテンじゃない。 あたしも……盗めるものがあるなら盗んでいく…!』


その頃、隣では……

『ヒョロくんしか見てないけど、熱闘中……!』
こっちの方が階級上なのにね(´・ω・`)


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