電波女と青春男 12章『秒速0.00000000198センチメートル』

真は川からボールを見つけ出す。 「キラキラしてる」 そう言うエリオの方がよっぽど。 でも彼女はいいなと羨む。 明日が本番の試合。 真も暇なのでそれに参加へ。 今まで一度も勝っていないのでモチベーションが上がりづらいところだが、まあ仕方あるまい。 エリオも行くとことで、一応はいつも通りのノリ。 前川さんによるとサプライズもあるとのことだが、サプライズはその時…

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電波女と青春男 11章『今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと』

真は小学5年生の頃、地元の少年サッカー団に所属していた。 しかし、彼はサッカーに向いていなかったか、試合に出れず。 それなのにわざわざやってくることになる両親に申し訳なく、1年で退団した。 状況を受け入れてしまったのであれば、もうそれ以上は望めまい。だから、その頃から真は自分の背丈より高いものに手を伸ばすことに躊躇するようになった。 真が一日の中で最も暇を持て余すのが日中だっ…

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電波女と青春男 10章『軒下少女』

超能力者を自称する宇宙服女との第三種接近遭遇を果たした翌日。 打席にはその女が立ち、真は出塁した花沢さんに彼女のことを訊く。キャッチャーの中村さんが親戚だって連れてきたとのことで……真こそエリオとはどういう関係かと訊く花沢さんもまたエリオのことは知っている。だって彼女は有名人なのだから。 守備が終わったらば、エリオはすててててーと真のもとに駆け寄ってくる。 ホント、ペット的な可愛さ…

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電波女と青春男 09章『地域限定宇宙人事件』

カチカチカチ♪ 真はリュウシさんとメールアドレスを交換。イチャイチャとする。 前川さんとも交換し、真は現在青春真っ只中。非常に羨ましいものだ。 ともかく、夏休みが始まる。今が一番楽しい時期と言えるだろう。 リュウシさんは部活があり、試合の出番があるかもと言う。ならば応援に行くかも。そう返す真の言葉にリュウシさんは嬉しそう。 メールをバシバシ送る許可を得たリュウシさんはこれまた嬉しげ…

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電波女と青春男 08章『ツィオルコフスキーの祈り』

6月7日。 女々さんは布団を巻いてもふもふする。 そんな彼女は40歳(´・ω・`) 6月9日。 女々さんはお出かけする。 エリオの行動は真に任せ、どうすれば娘は働けるのかを考える。 「おはよー!」 とことで、女々さんがやってきたのは火星儀。 小牧さんに店長と呼ばれる女々さんは……つまりそういうことなのだろう。 次に田村さんのもとへとやってくる。 そこで…

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電波女と青春男 07章『誰かさんの思い出になる日』

5月20日。 前川さんにコーラを分け与えてくれるストーカーが誕生した。 そのことを小牧さんに話し、出所不明のそれを飲むという彼女に驚きつつも、前川さんの頭には犯人候補が浮かんでいた。 ペットボトルロケットが今日も上がる。 何故平日の昼過ぎそれを打ち上げているのか。それらを訊くためにも、前川さんはその男のもとへと訪れることを決める。 学校での昼食。 前川さんは転校生と食…

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電波女と青春男 06章『リュウ『コ』さんの、なんちゅーか、もやーっと』

リュウシさんにとって、真は飴玉。 お手元にあってほっと一息。お口が寂しい時はコロコロ。 お互いが一人でいる時気楽に声をかけられるようなそんな感じ。 6月18日。 リュウシはミッキーから彼氏ができた噂のことを訊かれる。 きっとそれは真のこと。それが真実であろうとそうでなかろうと、そんな疑惑をかけられるのはリュウシにとって悪くはないことだろう。 ともかく、二人は田村商店を訪れ…

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電波女と青春男 05章『サンクスギビングの憂鬱』

6月6日。 真とエリオが家に戻ると、そこには簀巻き女がいた(´・ω・`) ともかく家にあがってくつろぐかぁ……なんてところで簀巻きが動き出しこちらに襲いかかって……こなかった。いや追ってきたつもりだったのだろうが、やはり見えてなかったのだろう、うん。 消去法的に考えてもそうでなくても、簀巻きの中身は女々さん(39)。 しかしその言い方はもはや正確ではない。 「私、40歳にな…

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電波女と青春男 04章『右腕骨折全治一箇月』

青春ポイント。 そんなものを定義するほど暇な真は右腕骨折全治一箇月(´・ω・`) I can't fly. それで得た青春ポイント5点の代償は入院だった。 折れた右腕の怪我は割と重症。春の海の冷たさを味わったし、自転車は海底まっしぐら、エリオはすがっていた希望がなくなった。 意味があったのかと自問したくなるのも納得だし、それどころか反省してしまうのも納得か。 真が病室に戻ると…

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電波女と青春男 03章『地を這う少女の不思議な刹那』

真は簀巻き女と不思議な一時を過ごす。 それが今の彼の藤和家での日常(´・ω・`) 学校。 そこではリュウシさんと過ごすのが日常。 真は趣味を訊かれ、深海の生き物に興味があることを告げる。エビとかカニさんとか……ね。 宇宙に希望を託すよりも、深海に夢を感じる方が地続きで現実的と言えるか。まあどちらも行きすぎは禁物だろうけど。 席替えがおこなわれてから、真は前川さんと…

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電波女と青春男 02章『失踪する思春期のレヴェリー』

世界は立方体の箱の中にあり、それを観察している上位存在がその真実を断片的に(以下略) 真はエリオの話を適当に聞き流すが、それを続けるわけにもいかない。エリオに電波的な質問をされ、真はそれに普通に返答する。 彼女が真に興味を示しているであろう理由は、真がエリオのことを宇宙人と見抜いたからである。あれは真なりの表現の一種にすぎなかったわけだが、真の否定をエリオは謙遜ととらえられる。 そんな…

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電波女と青春男 01章『宇宙人の都会』

電車。 それは都会と田舎を結ぶ貴重な交通手段である。 丹羽真は都会へと転校することになる。青春を謳歌するにはもってこいの機会だろう。 叔母さんの家へ預けられるとはいえ、夫も子供もおらず働いているというのならば一人暮らしに近い状況になる。その環境は、胸躍らせるには充分なものか。 電車にどれだけ揺られたか。真はようやく目的の駅へと到着する。 そこで、叔母さんである藤和女々と合流。『…

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