伝説の勇者の伝説 #009『忘却欠片(ルール・フラグメ)』

子供時代のライナ。 戦場を目の当たりにし彷徨っていた彼は、タルロムという男に目をつけられ主従関係を教えこまれる。 その一団のなかには、ライナと同じ年齢くらいの少年少女もいた。生きるために、死んだ者から使える道具をあさる彼ら。それは仕方の無いことか…… ネルファ皇国 宿屋 「イリスちゃーんパァーンチ!」 来る度ライナに殴りかかってくるイリス。それに慣れたライナは、彼女の腕…

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伝説の勇者の伝説 #008『エスタブール反乱』

ネルファ国境付近 「で、何なんだこれは?」 「だんごに決まっているだろう」 とことで、目の前には大量のだんごの箱が。それはフェリスが買うのではなく、ライナが買うことになるのだという。 全ては先日の失敗の詫びによるもの。 「意味もなく砦に潜入させるわ、せっかく見つけた勇者の遺物を使いこなせず置いてくるわ。これから毎日、だんごを買ってもらうからな」 代償はとてつもなく大きなも…

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伝説の勇者の伝説 #007『その手を離さない』後半

ネルファ皇国 森林 クゥたちから情報を得たミルクは、そこでライナ達を発見する。いつものようにフェリスに使役されて穴を掘っているライナを見て、ミルクは考える。 『ライナ。その凶暴性悪女に何か弱みを握られて、良からぬ企てに利用されてるのね。ライナを助けられるのは、私しかいない!』 ミルクはフェリスを倒すことを想像し、その先を妄想する。 ライナと結ばれ幸せそうなのはいいのだが、それを実…

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伝説の勇者の伝説 #007『その手を離さない』前半

ローランドのために強くなること。それだけが存在理由だった。 そのことに絶望していた少女は、戦火の中で半ば諦めたかのように倒れていた。 「バカヤロー!」 そんな少女に蹴りをいれる不届き者が約一名。 「ライナ……」 ライナ・リュート。 彼は諦めかけていた少女を叱る。 「生きたくったって死んじまった奴らがいっぱいいるんだ。甘えてんじゃねぇ!」 確かにそうかもしれ…

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伝説の勇者の伝説 #006『暗がりに潜む者』後半

ネルファ皇国 王宮 酒宴が催される外で、シオンたちを狙った怪しきものたちが迫っていた。 しかし、シオンの前に敵が現れることはなかった。 「あー疲れた。てか何で俺たちがシオンのためにこんなめんどいことやんなきゃなんねぇわけ?」 とことで、怪しき者たちを片づけるという護衛をしているのはライナとフェリスであった。 そしてもちろん、シオンの護衛をするのには理由があった。 「奴の護…

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伝説の勇者の伝説 #006『暗がりに潜む者』前半

シオン幼少時。 シオンの母は、シオンに大切なことを教える。 「たとえ誰かがあなたのことをどんなに悪く言っても、そんなの関係ない。きっとあなたのことを愛してくれる人がたくさん現れるから」 全ての人に愛される人はいない。だから、たとえシオンを嫌う人がいるのは当たり前。だけど、そんな人がいても、支えてくれる人が必ずいるはず。シオンは一人ぼっちじゃない。 母のそんな言葉を思い出し、シオン…

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伝説の勇者の伝説 #005『目覚め始めた世界』

ネルファ皇国。 ローランド王国の西に位置する歴史あるその大国に、ライナとフェリスは勇者の遺物を探しに来ていた。 ネルファ皇国 市街地 団子屋が見当たらず、持ってきた団子のストックもきれそうとのことで、フェリスはライナに団子を買ってくるように命ずるも、ライナは疲労で限界のよう。とことで、ライナは宿で休むよう誘う。 しかし、フェリスはライナのその手口にはかからない。 フェリスは本で…

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伝説の勇者の伝説 #004『ライナ・レポート』

エリス家 庭園 「なんだ。生きていたのか」 英雄シオンはそこでフェリスと会う。 シオンがここへ来たのはエリス家に呼ばれたため。 「僕が呼んだんだよ」 そう言うのはフェリスの兄・ルシル。 ルシルがシオンを呼んだのは、シオンの気持ちを訊くため。いくつか質問をすることで、シオンが相応しいかどうかを判断するのだという。ただし、シオンがこの質問を受けるにあたっては条件があるとい…

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伝説の勇者の伝説 #003『複写眼(アルファ・スティグマ)』

ブロフス邸 寝室 イリスがスケベ黒幕を気絶させたところで、ルシルが現れる。 今度はイリスが気絶する番。とことでフェリスはイリスを気絶させ、兄ルシルと話す。 スケベ黒幕を躊躇なく殺したルシルの思惑は、シオンが王に相応しいか試すこと。シオンが何かを持っているという部分におもしろさを感じているようだが、フェリスはそんなものをまったく感じていない。兄妹喧嘩ってこういうところから始ま(ry …

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伝説の勇者の伝説 #002『英雄と寝ぼけ男』

ローランド王立軍事特殊学院 この学院は、孤児や永久犯罪者の子供が集う場所。貴族たちが戦争の前線に出ないための場所というわけ。 そこにシオンが通っていた。そして、アルファ・スティグマの保持者でローランド最強の魔術師ライナ・リュートも。 シオンが閉館したはずの図書室を訪れると、こんな時間まで昼寝をしていたというだらけた男がいた。この男がまさかライナなわけないと、シオンは図書室を後にする………

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伝説の勇者の伝説 #001『昼寝王国の野望』

強大な魔王に世界が滅ぼされかけたところで伝説の勇者が現れ、魔王を滅ぼす。そういった歴史の繰り返し。 魔王や勇者が本当に存在していたかは、ギアス……もとい、複写眼(アルファ・スティグマ)が説明してくれる。 とことで、ライナ・リュートはいきなり相手の奴らと対峙する。 ローランド帝国側の彼だが、ネルファの魔法を使える。それはアルファ・スティグマによる。 敵将は、アルファ・スティグマを持…

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