今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11 其の壱

『ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人』様の「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?11」企画に今回も参加させていただこうと思います ^^ 評価項目は以下のようになってます。 ストーリー・・・脚本、設定も含めて、破綻がないか。テーマ性を貫けていたか。そしてオチがしっかりしていたか等。 キャラクター性・・・キャラクターの魅力。キャラクターと声優の声のイメージが合っ…

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伝説の勇者の伝説 #024『遠い日の約束』後半

「……ぁ、あれ? どうして、俺……?」 ライナに起こされ、シオンは目を覚ます。 「俺に仕事手伝わせといて、先に力尽きるってのはどういうことだよ」 「ライナ……」 そこは執務室。 部屋を見回しても誰もおらず、以前と変わらぬ様子だった。 「俺、寝てたのか? どれぐらい?」 「四時間」 彼にしては長すぎるくらいだろう。 先ほどまで見ていた壮絶なことは全て夢だったの…

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伝説の勇者の伝説 #024『遠い日の約束』前半

そして、世界を相手に戦って戦って戦い続けた黒い勇者は、とうとう本当に壊れてしまいました。 黒い勇者は、世界を守る女神たちの手によって、はるか南の果てに封じられました。 ですが、その地にはもう一人、化物が住んでいたのです。 あまりにも醜くて、孤独で孤独で、死にそうなほどに孤独だった、寂しがりの悪魔が。 『ここから出たい。出るためには力がいる。君の体をくれないか? 君の体を半…

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伝説の勇者の伝説 #023『最後の日』後半

数日後 「もっと速くならないのか!」 シオンは馬車で逃げていた。 準備は万端に整えていたはずなのに追われる。それは、相手も準備を万端に整えていたからであろう。 馬車に向けて稲光が放たれ、シオンはついに逃げる術を失ってしまう。 「観念しろ。お前はもう逃げられない」 そう言い笑みと涙を浮かべシオンを追い込むのは――――ライナだった。 彼だけではない。フェリスの命令と…

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伝説の勇者の伝説 #023『最後の日』前半

「陛下のご命令通り……彼を回収いたしました」 ライナは死にかけていた。 それもそのはず。シオンの命令で執務室に連れられてきて以来、彼はこの部屋で四日も不眠不休で仕事を続けていたのだから。 書類の山が雪崩を起こし、ライナは死の淵へと追いやられる。 「ライナ! 寝るな、ライナ!」 フェリスが慌てて駆け寄る。 「いや……、もう僕は眠いんだ。ごめんよフェリス」 「ダメ!…

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伝説の勇者の伝説 #022『αという名の獣』

「おかえり。ライナ」 男がライナを刺して間もなく。 「そういう勝手なことをされるのは困るな」 ルシルが姿を現す。 「お久しぶりです。リューラ・リュートルー公爵」 「本当に、随分と大きくなったものだ。ルシル・エリス君」 二人は互いに互いのことを知っている。 「彼はまだ、扉を見ていい段階にはありませんよ」 ルシルはそう言うものの、リューラはそれに従わず、首飾りを見せる…

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伝説の勇者の伝説 #021『ローランドの闇』後半

ローランド帝国 医療施設 「紅指のクラウが、真っ黒な腕してりゃあ、世話ないよな」 新しい右腕を手に入れたクラウは、それに慣れるためにもここを退院して訓練を始めようとする。そんなクラウをノアは心配するものの、クラウには軍人としてやらねばならぬことがあるのだから仕方のないところか。 ノアはそっとクラウの右手に触れる。 「冷たいだろ?」 「いいえ。温かい。出逢った時と同じ、あなたの腕…

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伝説の勇者の伝説 #021『ローランドの闇』前半

ルーナ兵の前に、得体のしれない兵士が立ちはだかる。 そいつらを斬り倒しても、そこに実体はなく―― ガスターク帝国 エディア邸 「ルーナの辺境、ローランドの国境付近の村に現れたそうです」 リーズはレファルに報告する。 「あいつら、とうとう禁忌の魔法にまで……」 あいつらというのはローランドのことだろう。 「ローランドのスパイ。あの女に話を聞いてみては?」 だから…

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伝説の勇者の伝説 #020『絶望に埋めつくされない心』後半

「お前らもさっさと、暴走して結晶になれよ。化物どもが!」 どっちが化物か。 ラフラたちと接したライナにとって、リルがしたことは許せないどころの問題ではなかっただろう。 「ガスタァァァァァァァク!!」 ライナは立て続けに魔法陣を描き出し、稲光を繰り出す。それを容易に防ぐリルは、防御しながらも雷獣で攻撃に出る。 その攻撃はフェリスが担当。あっという間に二体の雷獣を斬り倒す。 …

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伝説の勇者の伝説 #020『絶望に埋めつくされない心』前半

ライナの前に、ルークが現れる。 「シオン・アスタール陛下の命令により、ライナ・リュート……あなたを処分します」 時は遡る―――― ――――ミランは頼みがあって、ルークと接触する。 「陛下がご命令された通り、ライナ・リュートを殺して下さい」 ミランのその頼みを、ルークは断る。 こうなるであろうことはミランも想定したであろう。二人の戦いは避けられぬ。 「…

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伝説の勇者の伝説 #019『行方知れずの恩知らず』後半

ローランド帝国 医療施設 カルネはクラウに資料を渡す。 「ライナ・リュートに関する報告書です。正直まだ信じられませんよ。シオンさんがアルファ・スティグマ保持者を飼ってたなんて」 酷い言い様だ。 報告書にはライナの詳細が書かれてあった。 ライナ・リュート。本名、正確な年齢、生まれなどは全て不明。 推定年齢5歳の時に拾われた盗賊の村でアルファ・スティグマであることが発覚、…

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伝説の勇者の伝説 #019『行方知れずの恩知らず』前半

ガスターク首都 宝物庫 そこでレファルは、現状をリーズに訊く。 リーズからの報告は芳しくないもので、魔眼保持者たちが終結し反ガスターク勢力が作られつつあることが告げられる。 「出てこいよ」 そんな密かな会話を陰で聞いていたのはキファであった。 「綺麗な宝石ばかりで、つい見惚れちゃって……」 「ここにあるのは、お前には似合わない」 レファルはキファにそう言うものの、こ…

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伝説の勇者の伝説 #018『呪われた瞳』後半

「やっと見つけた。ここで会えたね」 ティーアがかなりの危険人物であることは、初見のライナとフェリスであってもすぐに気付くいたことだろう。 「やっぱりラフラの言ったことに間違いはなかった。きっとこのどっちかだ。調べるよ」 そう言って、ティーアは物凄い速度でライナとフェリスに襲いかかる。 ライナとフェリスも負けじとそれに対応。ティーアと対峙する。 「二人とも目がいいねぇ。人…

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伝説の勇者の伝説 #018『呪われた瞳』前半

ライナの瞳は、父と母の姿を映す。 ライナ母は、呪われた瞳を持つライナを殺そうとし、ライナ父はそれを止めていた。 アルファ・スティグマ保持者とわかれば殺されてしまう。そうでなくとも、いつかは暴走してその命を失ってしまう。それなら自分が手にかけるというのは、どうしようもない今の状況におけるライナ母の精一杯の愛だったのかもしれない。 しかし、最終的にはそうさせず、ライナ父はライナを護ることを…

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伝説の勇者の伝説 #017『殲滅眼(イーノ・ドウーエ)』後半

「あいつだ……!」 クラウが経験した忌まわしき過去。そこに立っていた魔眼保持者。 目の前にいる黒き男こそ、まさにその人物。ティーア・ルミブル。 「やっと会えた……。やっと……!」 ティーアはクラウたちが見ている前で、その手につかんだ女を喰らう。 能力故に一瞬のことではあったが、ティーアは確かに人を喰った。兵士たちの間にも驚きの声が上がる。 「うろたえるな!」 い…

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伝説の勇者の伝説 #017『殲滅眼(イーノ・ドウーエ)』前半

早朝。 ライナは旅支度をして部屋を出ていく。 ウィニットだんご店前。 フェリスは大量のリュックを用意し、ライナの到着を待つ。 しかし、待てどもライナはやってこない。 「遅い!」 フェリスはライナのもとへと迎えに行く。 「ライナ。いったいいつまで寝ているつもりだ!」 いつものようにベッドで寝ているだろうと思われたが、そこにライナの姿はない。 ただ事ではない…

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伝説の勇者の伝説 #016『微笑まない女神』後半

『忌破り』追撃隊官舎 ラッヘルは頼まれていた書物をルークに手渡す。 「かなり貴重な文献らしいな。大陸中でも、現存するのはわずか数冊とか」 「ええ。任務の実態を知るために、どうしても読んでおきたくて」 そう言うルークの手はあるページを開いて止まり、常に閉じられていたその美しい瞳を露わにする。 ルークが開眼するほどの事実が書かれた重要な書物。それを読んでいたのは、彼だけではなかった…

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伝説の勇者の伝説 #016『微笑まない女神』前半

「あなたを、愛している……?」 書物に載っていた愛という言葉。それを知らないフェリスは、その意味について兄のルシルに訊く。 「私がフェリス、君を思う気持ちは、きっと愛だと思うよ」 ダウト。 ルシルが本気で言っているのかどうかは定かではないが、むしろ嘘であってほしいと思う。そうでなければフェリスが愛を知らないはずはないのだから。 「父様や母様、イリスだって、君を愛している…

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伝説の勇者の伝説 #015.5『いりす・れぽ~と』後半

「野獣君から珍しく手紙がきました。こともあろうに、勇者の遺物が見つけられないのは、よその国の男女二人が邪魔をしたからと、嘘の報告書を書いてきました」 「確かにそれが嘘か本当か、誰も確認できないからね」 ――――――――#007 変な兄妹が闇から姿を現す。 おかしなノリの兄妹はいきなり演技を始め、お宝の分け前を貰えないかと頼む。ライナ達がどうしたものかと思った隙を突き、兄妹はお宝を…

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伝説の勇者の伝説 #015.5『いりす・れぽ~と』前半

「野獣君は嫌いだ。野獣君がお姉さまと一緒にいるのはもっと嫌い」 イリスは独り言を呟きながらレポートの絵を描く。そしてついに、それが完成する。 そんなところでシオンは目覚め、イリスに何をしているのか訊く。 「私作ったの。野獣君の報告書!」 とことで、イリスは今までの野獣君のレポートをまとめてシオンに報告する。 「野獣君はお城に来て、ビックリしたみたいです」 ――…

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伝説の勇者の伝説 #015『きる・ざ・きんぐ』後半

「かつて歴史上、世界を覆い尽くすほどの強大な力を持った魔王、もしくは悪魔、邪神と呼ばれる者たちに、この世界は幾度も滅ぼされかけた。が、その度に伝説の勇者と呼ばれる、魔王を上回るほどの力を持った戦士が、それらを滅ぼした。世界を滅ぼす化け物すら倒してしまう勇者。もしも、その遺物を見つけることができるのならば……。もう誰もが、何も失わない世界を手に入れるために。みんなが笑って、昼寝だけしてればいいよう…

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伝説の勇者の伝説 #015『きる・ざ・きんぐ』前半

ローランド王宮 「ルーナ帝国が、ガスタークに!?」 シオンはミランからのその報告に驚く。 ガスタークと手を結んだと公表したわけではないが、ミランが収集した情報とあってこれはほぼ事実のようなものだとシオンも考えているだろう。少なくとも、ステアリード公爵らと手を組んでシオン暗殺を企んだのは、間違いなくルーナ王なのだから。 ガスタークの使者に脅迫されたルーナ王は、ルーナ国内の小さな城に…

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伝説の勇者の伝説 #014『誰も、なにも失わない世界』後半

「我・契約文を捧げ・大地に眠る悪意の精獣を宿す」 もはや定式と化したライナの魔法。それにより身体能力を高め、竜の炎をかわす。 ライナとスィが戦う一方で、フェリスとクゥは華麗な体術を駆使した戦闘を繰り広げている。 「求めるは雷鳴>>>・」 「ただの魔法で、ルール・フラグメを相手にできると思っているのですか!?」 「稲光!」 ライナはそれをただ闇雲に放つのではない。どうやって…

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伝説の勇者の伝説 #014『誰も、なにも失わない世界』前半

ルーナ帝国領 森林 アルアを連れて先に逃げていたライナは、フェリスがやってくるのを待っていた。 なかなかやってこないためクゥに追いつかれたという可能性も考えるが、フェリスに限ってそんなヘマはやらないと考えを改める。そしてアルアのことに頭を切り替える。スィが言っていたアルファ・スティグマの結晶化、それでアルアは救われるのかどうか…… 「もし救われるんなら、お前が誰かを傷つける前に…お前の…

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伝説の勇者の伝説 #013『北の勇者王』

ローランド 王立軍事特殊学院 【2年前】 美人だけどおっかなそうな表情で他者を寄せ付けないキファ・ノールズ。 彼女が初めてライナを見知ったのはこの時であった。 学院 演習場 ここでキファの相手をすることになったのはライナだった。 演習が始まってもなお欠伸をするライナを、油断をさせる手は通じないとばかりにキファは思いっきり蹴り飛ばす。 かなり吹っ飛んだものの、ライナは倒れこん…

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伝説の勇者の伝説 #012『大掃除の宴』

フロワード家 迎賓館 ミランが待つそこに、貴族たちがやってくる…… ルーナ帝国領 森林 ライナはどこかへ行ったフェリスを待ちつつ、未だ起きぬアルアの気持ちを考える。 「悪魔か……。そうだよな。起きたくねぇよな。夢ん中にいた方が、よっぽど……」 「危ない!」 そう叫び、ライナの頭を柄で弾くフェリス。 「危なかった。もう少しでお前の変態がその子に移るところだった」 …

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伝説の勇者の伝説 #011『悪魔の子』後半

我慢しきれなくなったライナは、飛び出していくべき場所へと移動する。 フェリスも仕方なくその後についていくことに。 悪魔を産んだから母親は死んだのだとと言うチェゾ。父親はそれと同罪とことで、ボロボロになったアルアの父親も連れてくる。 「父さん! 母さんが…母さんが僕のせいで!」 悪いのは全てチェゾたち。アルアのせいなんかではない。 父はそのことを強調し、アルアに告げる。 …

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伝説の勇者の伝説 #011『悪魔の子』前半

ルーナ帝国 辺境 周りに破壊されて困るものがないその場所を見張るライナとフェリス。 そこへ、ルーナの魔法騎士団が現れ、アルアも連れてこられる。 それを目撃したライナは何を思うか…… ローランド 城下町 そこでは、今朝出された勅令の報告がされていた。 国王派の貴族が大出世しただけに限らず、市民も労力さえあれば役職に取りたてるとことで、市民は大いに盛り上がる。 …

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伝説の勇者の伝説 #010『夕暮れ』後半

ローランド城 シオンはライナから送られてきた報告書を読む。 そこには、勇者の遺物を所有する正体不明の男女に襲撃され二人は遁走したことなどが書き綴られていた。 それを読んでいたところで、部屋にエスリナがやってくる。 「アスタール様。何時間お仕事し続けるつもりですか? 食事もまた手をつけてらっしゃらないし」 エスリナのその忠告は、フィオルの面影が重なるもの。 エスリナだけでなく、…

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伝説の勇者の伝説 #010『夕暮れ』前半

「おい。お前何者だ?」 剣をその場に突き刺したフェリスは、狂ったライナに問いかける。 その問いに、ライナの中のアルファ・スティグマは答える。 「神、悪魔、邪神、勇者、化け物。好きに呼べ。どうせお前は……消える」 とことで放たれた圧倒的な力により、まずはフェリスの剣が消えうせる。 その攻撃をかわしたフェリスは言う。 「あのスィとやらは驚いていたようだが、お前がただのアル…

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